東京品川・武蔵小山のスポーツバイクショップ、スポーツバイク・ハイロードです。バイクフィッティング、インソール成形、イベント参加などご相談ください!

スポーツバイク・ハイロード

スポーツバイク・ハイロード
テクニカルサービスシリーズ
「オーバーホール」

作成2008/03/02

経験上スポーツバイクは臨機にオーバーホールを行うことで長期にわたって性能を維持することができます。当店では個別のバイクの作業の難易度を度外視し定額でオーバーホールを受け付けるパッケージサービスを始めました。

いずれのコースでも各部を(可能な限り)徹底的に分解・洗浄・消耗点検を行い、消耗品を交換して再度組み立てます。またいずれのコースでも当店でお買い求めのバイク(ホイールケアの場合は当店でお買い求めのホイールセット)については料金を20%割引します。

いうまでもなく当店では上記以外のバイクの日常的なメンテナンスもお引き受けしております。どうぞお気軽にご相談ください。

◆オーバーホールのコース紹介

オーバーホールには以下の3種類を設定しました。

<各コース共通の注意事項>

●対象車種はロードレーサー、クロスバイクを主に想定しており、マウンテンバイクについては現在パッケージ作業をお受けしておりません。
●納期については作業して見なければわからない部分が多い(パーツ取り寄せなど)ので、余裕を持ったスケジュールでご利用ください。
●交換パーツについては受注時に一応の上限価格を設定します。その範囲を超えるときには作業を中断しその都度ご相談します。
●ニップルやBBなどの部位で、固着により無理に分解することで自転車を傷めてしまう危険が大きい場合にはその旨明示して作業を続けるかご指示頂くことがあります。
●各部消耗品は交換品として機能上同等品ないし通常品を使用します。完全に同一の部品を使用する保証はないことをご了承ください。
●特殊工具が必要であるなどの理由で作業ができない部分もあり得ることをご了承ください。作業できない部分については受注時にできるかぎりご説明致します。
●車両・機材のお預かりに際しては当店規定に従った取り扱いをいたします。内容をご確認・ご理解の上ご利用ください。規定内容はこちらから(PDF。別ウィンドウで開きます)


1)リニューアル・メンテ

数年に一度、ほこりや小キズでくすんでしまったバイクを文字通り根本から「生まれ変わらせる」オーバーホールです。一定期間使用したスポーツバイクの点検調整は新車とは比較にならない質・量の作業が必要ですが、このコースでは愛車を徹底的に点検・洗浄・調整します。

●所要時間:バイクお預かりが必要です。納期は応談(だいたい10日程度)。実作業時間は標準8時間。
●受注時に1時間弱のご相談時間が必要です。できるだけ事前にご連絡の上お越しください。
●費用:50,000円(税込み) ただし通常部品代が別途発生します。

作業に使用するチェックシートのサンプル(PDF)はこちら

★作業詳細と注意事項はこちら(必ずご用命前にご確認ください)


(左:作業中にすべてのパーツを取り外したフレーム本体。こうすることで清掃とキズの発見が容易になる。右:作業後に「生まれ変わった」ロードバイク。制作から7年経過したもの。


(組み上がりの再現に完璧を期すため、パーツへのマーキングと写真撮影を併用しています。)


(写真だとアクセサリーの取り付けやヘッドスペーサーの配置など細かな情報が容易に保存できます。)


2)フレームケア・メンテ

できれば年に1回、あるいは豪雨時の走行後フレーム及び付随パーツの固着を防ぐために行うとよいオーバーホールです。他のパーツと違って替えのきかない、車体の心臓部であるフレームセットをベストコンディションに保つことで愛車の基本的性能を維持し、また安全を保証します。フレームセット以外の部分はあえてパッケージから外すことで単価を抑えてあります。

●所要時間:バイクお預かりが必要です。納期は応談(だいたい10日程度)。実作業時間は標準4時間。
●受注時に1時間弱のご相談時間が必要です。できるだけ事前にご連絡の上お越しください。
●費用:25,000円(税込み) ただし部品代が別途発生します。

作業に使用するチェックシートのサンプル(PDF)はこちら

★作業詳細と注意事項はこちら(必ずご用命前にご確認ください)


(フレームケア・メンテでBBとヘッド・ピラーを外したバイク。今回はBBフェイスカットを実施しました。)


3)ホイールケア・メンテ

ホイールは一定の期間ごとにベアリング及びフリーホイールのメンテをすることで回転性能を維持できます。またタイヤのキズや装着(とりわけチューブラーの場合)は安全性に直結します。フレが出ていたら調整が必要になります。おおよそ丸1年乗ったらこのパッケージを利用されるのがお勧めです。

●所要時間:ホイールセット(前後)お預かりが必要です。納期は応談(だいたい10日程度)。実作業時間は標準3時間。
●受注時に30分程度のご相談時間が必要です。できるだけ事前にご連絡の上お越しください。
●費用:20,000円(税込み) ただし部品代が別途発生します。

作業に使用するチェックシートのサンプル(PDF)はこちら

★作業詳細と注意事項はこちら(必ずご用命前にご確認ください)



◆リニューアルメンテ作業詳細

方針 消耗品はなるべく交換して新車の状態をできる限り再現します。

<作業内訳>

★フレームセット
BB外し・ヘッドセット分解(圧入部分は外しません)・ピラー外しのうえで外傷目視、グリスアップして再度組み付け。アウター受け・RDハンガーなど小物も点検・注油します。
○BBシェルの切削加工が必要であれば実施します。
○ ワックスを使用して可能な限り磨き上げます。
★ヘッドセット
パーツ洗浄・損傷確認・グリスアップして再度組み付け。
★ハンドルバー・ステム
写真撮影の上ハンドルステム分解・清掃・キズの目視点検(とくにカーボンパーツ)・グリスアップして再度組み付け 。
★バーテープ:交換
★サドル・ピラー・クランプ
写真撮影の上サドル・ピラー分解・清掃・キズの目視点検(とくにカーボンパーツ)・グリスアップして再度組み付け
★リヤメカ・フロントメカ・シフター
外して洗浄・消耗を目視点検してグリスアップ・再度組み付け・シフトワイヤーは原則全部交換
★STIまたはエルゴパワーレバー、変速レバー
○シマノ製STIは原則として非分解清拭にとどめます(分解・洗浄はメーカー非推奨のため)。
○カンパニョーロ製エルゴパワーは分解可能ですが分解整備は別料金になります。
○上記以外の各種変速レバーはご相談に応じます。
★ブレーキ本体
外して洗浄・組立及び消耗を点検・グリスアップして再度組み付け・ブレーキシュー及びワイヤは原則全部交換
★クランクセットおよびボトムブラケット、スプロケット
外して洗浄・組み付けを点検・消耗を目視点検してグリスアップ・再度組み付け
★チェーン
切らずに洗浄・消耗をチェッカーで点検・寿命の50%超過と判断したら交換
★ペダル
清掃・消耗損傷を目視点検・(可能ならば)分解グリスアップ
★ホイール
●タイヤ:タイヤ自体の交換は原則として受注時に決定します
○クリンチャー:外部からキズ点検・外してタイヤ内側、チューブ、リムテープ点検・チューブとリムテープは中程度消耗していたら交換
○チューブラー:交換しない方針ならばタイヤをはがして再度接着。
※はがすとタイヤやリムが傷む場合は別途考慮。
※必要に応じリムセメント下地(ベッド)再作成
●リム:サイドの消耗および変形を目視点検・清掃
●スポーク・ハブの損傷を目視点検。スポーク交換が必要なら実施(工賃込み)。
●クイックレバー前後:抜いてサビ損傷点検・グリスアップして再度取り付け
●ハブ:損傷しないで外せるものはベアリング分解・清掃・消耗目視・グリスアップして再度組み立て
●フリー部分:原則として分解・注油・再度組み立て。
○タイヤを外してタテ・ヨコ方向ともにフレ取り。
○ホイールのミズアカなどをできる限り清掃。
★サイクルメーター・ベル・ライトなど付属品
●外して一通り清掃・動作を確認して再度組み付け

<パーツ交換方針>

A)原則交換する部品:とくにお申し出がない限り交換します。
○バーテープ
○ブレーキワイヤーセット(例外として使用継続する場合もあり)
○シフトワイヤーセット(例外として使用継続する場合もあり)
○ブレーキシュー(例外としてヤスリで成型するなどして使用継続する場合もあり)

B)一定の場合交換する部分
○チェーン:だいたい寿命の50%を超えているときは交換します。

C)交換の有無を受注時に決定する部分
○タイヤ
○その他受注時に極力交換パーツを決定します。
※上記以外にも部品交換が必要な場合にはその都度ご相談します。


◆フレームケア・メンテ作業詳細

方針 フレームの性能維持に重点を置き、他の部分は必要と思われる範囲で個別の作業として適宜提案・追加します。

<作業内訳>

★車両全体を非分解洗浄します。ただしフレーム以外の一部ミズアカなどはとれない場合があります。
★フレームセット
BB外し・ヘッドセット分解(圧入部分は外しません)・ピラー外しのうえで外傷目視、グリスアップして再度組み付け。アウター受け・RDハンガーなど小物もワイヤを外さないでできる範囲ですが点検・注油します。
○BBシェルの切削加工が必要であれば実施します。
○ ワックスを使用して可能な限り磨き上げます。
○変速機・ブレーキは外しません。アクセサリー類も極力外しません。
★ヘッドセット
パーツ洗浄・損傷確認・グリスアップして再度組み付け。
★ピラー・クランプ
ピラーのキズの目視点検(とくにカーボンパーツ)・グリスアップして再度組み付け
★クランクセットおよびボトムブラケット、スプロケット
外して洗浄・組み付けを点検・消耗を目視点検してグリスアップ・再度組み付け
★チェーン
切らずに洗浄・消耗をチェッカーで点検・寿命の50%超過と判断したら交換推奨(工賃は別途です)

<パーツ交換方針>

A)原則交換する部品:ありません。
B)一定の場合交換する部分
○チェーン:だいたい寿命の50%を超えているときは交換を推奨します。(工賃は別途です)
○ブレーキシュー・ワイヤ類 ・タイヤなど。消耗していれば交換を推奨します。(工賃は別途です)
※上記以外にも部品交換が必要な場合にはできる限り事前に、また必要に応じてご相談します。


◆ホイールケア・メンテ作業詳細

方針 ホイールセットの性能と安全の維持に必要と思われる範囲で作業します。

<作業内訳>

●タイヤ外し
●タイヤ:タイヤ自体の交換は原則として受注時に決定します
○クリンチャー:外部からキズ点検・外してタイヤ内側、チューブ、リムテープ点検・チューブとリムテープは中程度消耗していたら交換
○チューブラー:交換しない方針ならばタイヤをはがして再度接着。
※はがすとタイヤやリムが傷む場合は別途考慮。
※必要に応じリムセメント下地(ベッド)再作成
●リム:サイドの消耗および変形を目視点検・清掃
●スポーク・ハブの損傷を目視点検。スポーク交換が必要なら実施(工賃込み)。
●クイックレバー前後:抜いてサビ損傷点検・グリスアップして再度取り付け
●ハブ:損傷しないで外せるものはベアリング分解・清掃・消耗目視・グリスアップして再度組み立て
●フリー部分:原則として分解・注油・再度組み立て。
○タイヤを外してタテ・ヨコ方向ともにフレ取り。
○ホイールのミズアカなどをできる限り清掃。

※スポークの半数以上の交換、またはリム交換はパッケージ外の作業とさせて頂きます。

<パーツ交換方針>

A)原則交換する部品:ありません。
B)一定の場合交換する部分
○タイヤ・チューブ・リムフラップなど。消耗していれば交換を推奨します。(工賃込みです)
※上記以外にもベアリングやフリーホイールなど部品交換が必要な場合にはできる限り事前に、また必要に応じてご相談します。



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