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スポーツバイク・ハイロード
「今日の新入荷」
サドルのこすれ対策最新兵器、登場!

作成2008/10/18、更新2008/10/26(使用レポート補足ほか)、更新2009/01/06(価格変更)
更新2009/03/05
(2009/03/05)輸入元であるライトウェイプロダクツジャパンさんのホームページ及びディーラーカタログにハイロード提供のレポートが掲載されています。輸入元HPはこちら登場記事(PDF)はこちら(どちらも外部リンクです)

サドルの「こすれ」痛みに新兵器登場!「バイオレーサー リースキン・バイク・パッチ」です。ホノルルで160kmのロードテストを敢行しました!

「バイオレーサー リースキン・バイク・パッチ」

5枚セット¥4200税込(ケース付き)
輸入元より1枚ばら売りが始まりました。1枚¥525税込(2009/01/06)
数量限定お試しキャンペーン 1枚¥472(10%OFF)(終了しました)

サドルにまたがるお尻の周囲は男性も女性も肌がデリケートにできていて、長時間や高負荷のサイクリングではこすれて痛いことがよくあります。こすれた微少なキズにばい菌が入って化膿したり発熱したりというトラブルもよくあります。

しかもこの問題は初心者だけでなく、トッププロの選手も等しく悩んでいる問題なのです。1989年のツールドフランスでは最終日にアメリカ人のグレッグ・レモンがわずか8秒差で地元フランスの英雄ローラン・フィニョンを逆転し、世紀の大逆転劇を演じましたが、この日のフィニョン選手は実はサドルにあたるお尻の不調に苦しんでいたのだそうです。

このような切実なサドルの問題に対し、従来いくつかの解決策が講じられてきました。

1)パッド付きのパンツ(レーサーパンツ)をはく これは初心者・上級者を問わず基本中の基本です。厚みのあるパッドがお尻への振動・打撃を和らげ、セーム革などのソフトなパッドが皮膚のこすれを防いでくれます。未体験の人はぜひ試してみてください。

2)パッドクリームを使う この専用のクリームは、レーサーパンツのパッドに、ちょうどパンにバターを塗るように塗り込んで皮膚の滑りを良くしてこすれを防ぐものです。消炎効果のある成分が含有されていて、多少のこすれが生じても大事に至らないような工夫もされています。


(ナリーニ リリーフクリーム¥1155(1本))

クリームは扱いが簡単で、短時間の使用なら吸い込みの大きいパッドではなく皮膚に少量塗っても効果があるようです。

現在多くのプロ選手はこのようなクリームを愛用していますが、クリームにもいくつか欠点があります。クリームなので手がべたべたしたり衣類が汚れたり、たくさん塗るとお尻が滑って不安定になるという問題もあります。

そこで、自転車王国と呼ばれるほど自転車競技が盛んなベルギーの「バイオレーサー」社が開発した画期的なこすれ対策アイテムが、今回の「リースキン・バイク・パッチ」なのです。

このリースキン・バイク・パッチは、通気のために多数の穴を設け、かつ「たて・よこ」ともに非常に伸縮性に優れたライクラ生地にシリコン系の粘着材を組み合わせたもので、

という特徴を備えています。これをライダーの体に貼ることでウェアやサドルとの摩擦を防ぐのです。

当店ハイロードでは、今回のライトウェイプロダクツジャパン社による輸入開始に際してこの製品の可能性に興味を持ち、同社の協力をいただいて製品のモニターテストを行いました。

結論から言うと、こすれ対策としては男女ともに効果的且つ画期的な製品です。こすれでお悩みの方は以下のレポートを参考に、ぜひ一度試してみてください。

<ハイロード・リースキン・テストレポート>

◆モニター例1〜ハイロード店主
競技経験含め自転車歴26年のベテラン男性。使用バイクはロードバイクで、主な乗り方はサイクリング・ツーリング。従来、サドルにあたるお尻の「会陰部」のこすれ・またのこすれがよく気になっていて、パッドクリームを使用しています。今回は40km前後と160kmの2回のテストを行いました。

使用してみる前は、「異物感があったりはがれてきたりしないか」と心配だったので、まず40kmほどの短距離で試しました。実際に使用してみると、

  1. 貼ってあるのは感じるが、伸縮性が非常に良く引きつったりつっぱったりといった違和感はほとんどありません。
  2. 粘着材の性能は大変良く、肌からのはがれや蒸れなどの問題がまったくないのに、はがすときはスムーズにはがれます。
  3. 伸縮性に確信がなかったので、はがれにくいようにと貼るときにまたを相撲の四股のように広げ気味にして貼ったのですが、こういう工夫は全く不要で、逆に生地が余ってしわになることがわかりました。またをあまり広げず、自然な乗車姿勢に近い脚の開き角度で貼った方が違和感がないようです。

基本的な性能に確信が持てたので、2回目はなんとホノルルセンチュリーライド2008の本番、160kmで試してみました。(ハイロードのホノルル遠征レポートはこちらです!)

自分はホノルルではお客さんのサポートをしつつゆっくり長時間(今回は11時間!)走るので、サドル及びお尻に負担の大きなイベントなのですが、このときもトラブルは皆無でした。サドル廻りのこすれで悩んでいるライダーにとってはぜひ試してみてもらいたい、画期的で完成度の高い製品だと思います。

使用してわかった細かい点としては、

  1. テロテロと非常にコシがないので貼るときはゆっくりあわてずに。一度貼れば一日持ちます。
  2. メーカーは3〜5回の再利用が可能としていますが、本当に使えそうです。このレポート作成時点で2回使用していますが、まだまだ新品同様に使えそうです(すれたところはちょっと汚れたりしていますが)。

(081026追加情報) 本日4回目を使用してみました(60km弱走行)。走行後さすがに粘着力がやや弱くなってきた感じなので、「だめもと」のつもりで、布の面だけでなくシリコン粘着面もしっかり石けんで洗って手頃なプラスチック容器に貼り付けて乾燥させたところ、粘着力が少し復活したようです。もともと高品位の粘着材なので、大事に扱えばもう少し使えそうです。

◆モニター例2〜ロードバイク女子
クロスバイクを含めるとバイク歴10年以上、ロード歴は2年ほどの女子。使用バイクはロードバイクで、主な乗り方はサイクリング・ツーリング。従来、サドルにあたるおまたのもっともデリケートな部分のこすれが気になっていて、パッドクリームを使用しています。しかしたくさん塗ると滑りすぎて気持ち悪かったりと満足のいく状態ではありませんでした。今回は40km前後と160kmの2回のテストを行いました。

リースキン・バイク・パッチはメーカーの女性向けのお勧めにしたがって一部を切り取り、ピーナツの殻のようなかたちにしたうえ、前後に長い状態で貼って試してみました。


(一部を切り取るのが女性向けのお勧め形状。)

使用してみると、

  1. 一番切実だったこすれの問題は解消されていて、大変優れています。
  2. 160km走ってもはがれや蒸れはなく、不具合はありません。
  3. 出先でお手洗いに行こうとするといったんはがして用をすませてまた貼らなければならないので面倒だし、貼るときはどうしても粘着面にふれないといけないです。ですが出先のトイレは不潔感があり、衛生上ちょっと不安。
  4. 再利用については、走行中に何度か張り直しているうちによれよれになってしまい、2回で終了してしまいました。

ということでした。3.の衛生問題については携帯用の消毒綿を一緒に携帯して、指先を消毒してから張り直せば安心でしょう。

以上のようなモニター結果でした。サドルのこすれ・痛みでお悩みの皆さん、ぜひご相談ください。

上記の他にもお尻の穴の廻りのこすれや、パンツ以外にも靴のあたるところや乳首のこすれ予防など、工夫次第で様々な問題に対応できそうな優れものです。

レポート作成後に輸入元より示唆を頂いたのですが、この製品はこすれだけでなく、サドルのあたる部分のお尻の「打ち身」の痛みにも有効かもしれません。薄いとはいえシリコンのジェル状のパッドが一枚加わるわけなので、路面からの衝撃はいっそう緩和されそうです。この点も超長距離のイベントなどで要注目です。

サドルの違和感・不快感には従来サドルの交換が主な対策として挙げられてきました。しかしときに1個数万円もする新しいサドルをそうそう気軽に試せるものではありません。この「リースキン・バイク・パッチ」であればわずか数百円で新たな対策を試してみることができます。
 最高のサイクリング体験を得るために、プロも使用する革新的なソリューションをぜひ一度試してみてください。

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