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「お小遣いで入門、ワイド画面車載カメラ!」
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作成2012/04/14
小訂正2012/04/16 |
防水軽量で広角のHD画質ムービーが撮れる車載用カメラにお小遣いで手が届くというので、早速テストしてみました。なかなか楽しくてお勧めです!
1)お手頃&広角HDムービーのアクションカメラ
iONtheACTION (アイオン・ジ・アクション):9980円(税込)
※車載マウント類・マイクロSDカードなど別売り
カラー:ブラック・レッド・イエローの3色有り
アタッチメントパック(アクセサリーキット):3980円税込
内容:ラバーバンド3種類、連結パーツ類、マイクロSDカード(4GB/Class6)
第一に気になる画質についてはハイロード特製ムービーでどうぞご確認ください。7分超の”大作”です!
(今年のきれいな桜の映像もたくさん入っています!)
2)主な特徴
- 軽量75g、専用ケース無しで20m防水というアウトドアで扱いやすい仕様
- 1280x720pという”本物のHD規格”の動画が撮影可能。
- 焦点距離24mm(35mm換算値)という広角レンズで広々とした構図の撮影ができる。
- 連続撮影時間は公称3時間。充電時間は公称3時間
- 動画10分撮影あたりSDカード1GBを使用(画質モードによる)
★メーカー公式ウェブページ(別ウィンドウにて)
上記の他にもいろいろな付加機能がついています。
- 動体検知撮影モード搭載(監視カメラ機能)
- LED撮影ライト搭載
- 5メガピクセルの静止画撮影可能
- 設定変更のときは付属のケーブルでテレビにつないで操作します
3)ハイロード青山の使用インプレッション
2月に入手してから約2ヶ月テストしての印象です。
- 定番ライバル「GoPro」が約3万円、新進ライバル「コンツアー」が約5万円としっかりしたお値段のものが多い中で1万円未満というお手軽価格で車載カメラの世界に入門できるのはまず価値があると思います(本体のみですが)。
- 軽量75g、専用ケース無しで20m防水というのはライバルに比べて大幅なアドバンテージで、いろいろな使い方が可能になると思います。
- 1280x720pというHD規格動画が撮れるということは、パソコン画面で大きくしてみたときにも画像のアラが出にくいきれいなムービーが残せることを意味します。自分も最初はただ動画を撮れればそれでうれしかったですが、だんだんと大事なシーンほどきれいに残したい気持ちになってくるものです。
- 焦点距離24mm(35mm換算値)について。最近の一般的なデジカメでは28mmという数値のレンズが多く使われていて「広角撮影」をうたっていますが、これよりもさらに一回り広々した、屋外らしい開放感のある映像が撮れます。ちょうど画像の周辺の歪みが気になりはじめるぎりぎりぐらいの感じです。
ここでいう24mmは角度でいうと視野角120度に相当します。中心被写体はやや小さくなりますが、ちょっとぐらいカメラが傾いてしまっても被写体を見失わず、それなりに見られるムービーが撮れるという使いやすさもあり、ちょうどいい感じです。これ以上広角にすると魚眼レンズのような特殊な印象のムービーになっていきます。
他に気づいたこととしては、
- 撮影時間は外気温によって影響を受けるようで、テストをはじめた冬場は1時間半ぐらいでバッテリが消耗したような感じがしたこともあります。
- ムービーを見て頂くとわかりますが、標準オプションのマウントをロードバイクに取り付けた場合画像のブレが若干出るので、長時間見続けるムービーをそのまま撮るのは難しいだろうと思います。動画編集ソフトを使用してパソコンで編集し、ムダな部分を切り落として作品にするのが見やすく楽しい動画を作るためにはぜひお勧めです。(ハイロード青山自作のがっちりマウントでは大幅にブレを低減できました)
- 電源を入れてから待機状態になるまでに数秒かかるのですが、挿入したマイクロSDの容量に応じてその時間が変わるらしいです。自分は奮発して8GB/Class10という高性能のものを入れたのですが少し待たされる感じがします。4〜6GBくらいの少し容量の小さいカードを使い、必要に応じて差し替えるほうがいいかもしれません。
- 本体上の操作ボタンが3つ並んでいるのですが全部同じ形で位置も近いので、手探りでの操作は不確実です(とくに録画停止時)。またボタンのタッチもかなり硬いです。冬用グローブでは操作にちょっと手こずりました。
なおボタンを押すと手に振動が伝わる設計になっているのですが、ボタンが硬いため屋外での実際の使用ではあまりよくわかりませんでした。
- マニュアルには「不要なときには防水フタを外すと録音品質が向上します」と書いてあります。自分は屋外で急な雨に降られることを考えてつねにこのフタをしたままテストしましたが、ブツブツと雑音がはいっていて録音としてはほとんど役に立ちませんでした。
(自作の「がっちりマウント・前方用」)
このカメラは価格1万円未満の商品です。しかもそこに小型軽量・防水などの特殊機能を盛り込んだものですので、たとえばレンズの性能などカメラそのものとしての機能はやはり”それなり”なものだと思います。ですからこのような特殊機能を備えずに、しかも3〜5万円もするような一般のデジカメのようにくっきりとした画像を記録することは、おそらく”無理な相談”です。
しかしお手頃だからこそ「もしカメラが壊れてもしょうがない」というような思い切った撮影方法をとることもできます。またカメラの世界は相当に奥が深い(と自分も最近わかってきました)ので、その入門としてお手軽に扱えるカメラはとてもいいと思います。また将来的にはこのモデルに刺激される形でいろいろな性能・価格帯で「身につけるカメラ」がもっともっと普及してくると楽しいですね!
自分はこのカメラで今年予定しているハイロードの各種サイクリング企画の記録ムービーを作成しようと思っています。
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