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スポーツバイク・ハイロード
パワーメーター「iBikePro」コーナー
#3 初体験、ハードリセット&ユーザー体験記(2ヶ月使用)編

作成2008/07/31

自分の走行パワー(W)が測定できる!パソコンで分析できる!という凄腕サイクルメーターです

iBike Pro(アイバイクプロ)とは体重などの初期値と、走行速度・勾配・風速のデータを組み合わせて乗り手の発揮パワー(ワット)を表示する「パワーメーター」機能を備えたサイクルメーターの一種です。2008年モデルの「iBike Pro with wireless HRM」モデルでは心拍計とケイデンス計も同時に装備しています。

◆初体験、「ハードリセット」(再起動)

7月30日はiBikePro使用第3回目として、ホームコースになっている「尾根幹」に出かけました。普段のコースでいつものペースで走ることで、普段の出力(ワット)の相場を知ることと、機材の使用に慣れることが今回の主な課題です。

この週末にハイロード主催の乗鞍「ノリクライム」イベントを控え、今日は疲労をためないように短めで上がることにし、走行は尾根幹1回(76km)を予定。

ところが出がけに出発前セッティングをしようとすると、なぜかSetUp画面から出られない、マニュアル通りの動きをしない現象が発生しました。はっきりしないのですがワイヤレスマウントに設置しないでサブトリップ機能をいじろうとしたのがバグの原因かもしれません。

ともかくどうしようもないので、CD-ROMから万一のために印刷しておいたiBikePro本体の英文マニュアルを眺めると、Hard-Resetという項目がありました。そこには、

「ごくたまにですが、iBikeはフリーズすることがあります」
「フリーズすると画面が正しく表示されなかったり、ボタンが機能しなくなったりします」
「フリーズしたらバッテリーを外し、裏表逆にいれて5秒待ちます、すると内部回路がリセットされます」
「リセット後は日時の設定を入力し直す必要がありますが、重量・ホイール周長・キャリブレーションデータ類はメモリーに保存されていますので再入力の必要はありません

と書いてあります。さっそくこの通りにやったら一発で復帰しました。iBikeProの使い勝手はちょっとしたパソコン周辺機器のような感じです。「困ったら再起動」という感覚で臨むといいと思いました。

○今日は最高気温が31度とここ数日では涼しい方で、薄曇りの時間もあり大変走りやすい条件でした。距離が短いのと新しい機材(iBikePro)とで気合いが入り、普段よりもちょっとだけがんばって走ってきました。本日の走行では、
●距離76.3km、平均速度28.6km/h、平均パワー143.9W、平均心拍150(82%)
尾根幹の往路(「稲毛一中前」〜バーミヤン前交差点)の区間だと、
●距離13.6km、平均速度27.6km/h、平均パワー168.7W、平均心拍157(86%)
※なお区間データはパソコン上で自由に区間設定をすると自動計算されます。便利です。

○身長168cm、体重63kg、全備重量74kgの自分が無風平地を30km/hで走っているとだいたい150Wぐらい、微風の風向きによってプラスマイナス20〜30Wという感じでした。これは室内トレーナー「コンピュトレーナー」で体感しているパワー表示とそう違わない感じです。なおデータの解析についてはまた次回以降に掲載予定です。

○使い勝手についてわかってきたのは、
●iBikePro本体にはラップ機能がないので、走っている間は複数の区間毎の計測・データ確認ができないのはちょっと不便。この点各区間に対応する地点でいちいちTripResetをするという手段もあるが、こうすると走行中に前の区間のデータを見返せないし、ダウンロードしたときにデータが分断されてしまうので、考慮の余地あり。

◆ユーザー体験記〜2ヶ月使用時点

お客さんより、貴重なiBikeProの使用感レポートを頂戴しました。心拍計無し・ワイヤードタイプのモデルを約2ヶ月前に使い始められた方です。ご了解を頂戴してここに転載致します。

★  ★  ★

「ibike」は、自転車のパワーメーターです。
漕いでいる人がどのくらいのパワーを出しているか計る計器です。

私が購入して2ヶ月経ちました。 途中経過ですが、感想等を述べたいと思います。

1.精度はどうよ?
 先日「パワータップ」搭載の自転車に乗ってみました。 実走行では無く、ローラー台でしたが・・・・。
 感想は「まあ、それ程変わらないかな?」です。
反応はパワータップの方がレスポンスが良さそうですが、まあ許せる範囲だと思います。
数値的にもパワー計自体「大凡」だと思っているので、変わりは無いでしょう。
十分実用範囲だと思います。

2.操作性はどうなのよ?
 実際に「キャリブレ」は面倒です。時速32キロ以上を出して、直ぐに指示通りにポジション固定でフリー走行は、結構いい距離が必要です。
それも平らかやや上り坂って早々有るもんではないです。そして、機能の割りにボタン操作が単純なので、いまだによく判りません。

3.電源関係はどうなのよ?
 バッテリーは「CR2032」なので、百均でも調達が可能です。でも、バッテリーがあまり持ちません。電圧表示で「2.75V」以下になると、機能しない機能もあるようです。
 一月に1個のペースと思ってください。

4.拡張性はどうなのよ?
 私の機種はベーシックな「ワイヤード」タイプ。しかし、オプションでワイヤレスの心拍計付が購入できます。ってことは、安い機種を購入後、いつでも最高機種へのグレードアップが可能です。 そして、心拍計のセンサー部はバッテリーの交換が出来るので、ポラールの安い機種よりお買い得です。
私も、近いうちにグレードアップをしたいと思っています。

5.で、パワーメーターって必要なの?
無くても困らないでしょう。
でも、一定の負荷というより一定の出力で練習することは、意義があると思います。
実際に練習時に使用してみると、「一定の出力」を維持することはかなり難しいです。荒川の河川敷を向かい風で突き進んでいる時のようです。ちょっと足を緩めると速度が落ち、風の強さでケイデンスも変化するのと同じです。
そういう意味で、状況の変化を体感し、それに対応する出力を出せるように覚えこませるのには有効でしょう。これはスピードやケイデンスと言ったパラメータと違うものです。筋肉の仕事量と言ったほうがいいかもしれません。
より自己管理をするならいいアイテムだと思います。

★  ★  ★

(ハイロード青山より)ご自分の体験から、これから使う人に向けて大変わかりやすい、本音の入ったレポートを頂戴して、大変ありがとうございます。ハイロードでも使いたい人向けの情報をこれからも発信して参ります。

当店ハイロードでは自店で取り付け・インストールなどの作業をした経験から、簡単で見やすいマニュアルを作成しました。これは当店でiBikeをご購入くださるお客さんに無償で提供しています。またこのマニュアルはこのコーナーに見られるような実体験を通じて随時内容を見直してゆく予定です。ぜひお問い合わせください。

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