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「EASTONセミナー参加&MASI情報」

作成2008/04/17

4月16日にイーストンホイールの輸入元、東商会のセミナーに参加してきました。かねてから聞いてはいましたが、あらためてイーストンの職人魂に強い印象を受けてきました。ご担当のFさんが「夜なべで」作ったというテキストがきわめて秀逸で、貴重なものをいただくことができました。ありがとうございます!

 また、同じ会場でMASI(マジー)の車体の展示もあったので写真等情報を収集してきました。

1)EASTONセミナー

<セミナー内容>ロード系各ホイールのベアリング交換(ハブシャフトだけでなくカセットフリー内部のベアリングも完全交換可能です!)を習ってきました。

かねてハイロードではイーストンのホイールに注目してきました。軽快でしなやかな構造と、質実剛健な素材選択は一見派手さには欠けますが、本当に乗り物として楽しく走るにはお勧めしやすいモデルが多いと思います。

東商会ホームページ(外部リンク。別ウィンドウで開きます)


(埼玉県川口市で行われたセミナー会場)

<イーストンは職人気質のホイール>

厳格なテンション管理:スポークテンションのミニマムおよびマキシマムは各モデルごとに基準値が定められており、ホイールの調整をするスタッフは所定のデータを取り、各スポークのテンションをグラフで確認しつつ作業します。上位モデルほどデリケートなリムを用いているので上記ミニマムとマキシマムの範囲は狭く厳密になるそうです。

音響検査〜職人気質が光る:スポークテンションの調整は、スポークをはじいたときの音響を熟練の担当者がヘッド フォンで拡大して聴きながら行います。最後はテンションメーターで確認します。

回転精度へのこだわり:シールドベアリング圧入式ハブの回転精度はベアリングが圧入されるハウジング(ハブボディのくぼみ部分)の真円度・寸法精度に大きく影響を受けます。もちろんベアリングが正しく垂直に圧入されることも重要です。イーストンのハブはこの点を強く意識して製造されており、とくに小さなスポークフランジのハブはスポークテンションによるハウジング のゆがみが出やすいためスポークの張力によるゆがみまで考慮して設計されているといいます。ベアリング交換作業もきちんと精度を保てるよう手順と工具とが完備されています。

ベアリングにもこだわりが:使用するベアリングには、国内では希少な「ハイブリッドタイプ」のシールドベアリングが使用されています。ハイブリッドとは、シール性能が重視される外側シールについては接触式シールを、それほど埃や水気にさらされないハブ内側のシールについては非接触式シールを併用するタイプのベアリングユニットです。これにより、防塵性・防水性と回転抵抗の軽減を高次元で両立させています。

ニップルも・・・:ニップルについても、より高い張力のかかるリヤの右側に高強度の真鍮製を、それほどでもない残りの部分には軽量な軽合金をという使い分けが見られます。

貴重なデータも公表:また、スポークとニップルの嵌合深さについて興味深いデータを耳にしました。スポーク強度の点からいうと、ニップルの後端面とスポークの先端面とが同一平面上にある(ツライチ=面一)から2MMほどスポークが突き出した状態までが理想の状態だというのです。スポークがニップル側で破断する場合、多くはねじ切り部と通常の部分の境界部分で構造の変化による応力集中が生じて破断するのですが、上記理想状態だとこの部分がニップル内部にあることになり、そのために保護された状態になるのだそうです。

もちろんリム断面形状によってこの理想状態では組めないこともありますが、スポークとニップルに関する限りでは上記のようなことがいえるようです。

輸入元も総力体制でサポート:イーストンホイールは上記のような厳密なテンション管理に基づいて設計制作されているので、他のメーカーのものよりも修理に技術と経験が必要になります。そのため、輸入元の東商会さんではサービスセンターを設け、大規模修理はこのセンターで行うように体制を整えています。

<ホイールの取り扱い注意事項>

イーストンのリヤホイールは縦ブレを右スポークのテンションでとり、そのあと横ブレを左スポークでとって組んであります。従って通常の方法で振れとりを行うと初期の正確なテンションを維持できない場合があるので作業には注意が必要です。

2)MASIミニ展示会

すでにハイロードでも注目していろいろと在庫しているMASI(マジー)のバイクとフレームセットの展示もありました。少しですが写真でご覧ください。


(人気のピストモデル。しっかりした肉厚の本格派エンドを採用している)


(カタログ写真と異なり、きれいな肩ラグ付きのベントフォークとなったオレンジモデル)


(フレーム販売のコルテロ。こういう個性派バイクもできますよ、という作例)


(半ツヤホワイトが上品なカフェレーサー・ソロ。街を流したら本当に楽しそう!5月デリバリー開始予定)


(雰囲気あふれるMASIのヘッドマーク)

<お勧めモデル>

クラシックなデザインの街乗りバイクが大注目されているMASIですが、ハイロードのお勧め注目のモデルは別にもあります。

「3VCチームイシュー」通常価格207,900円税込
ハイモジュラスカーボンのロードフレームセット
フロントフォーク・ヘッドセット・シートポスト付属・レッド&カーボンのツートンカラー
◆参考重量976g

USのプロチームに供給されているトップモデルがこの価格で手に入ります。自由なパーツチョイスで完成車に仕立てても30万円台から十分可能ですし、価格についてもご相談ください。納期も今のところ5月予定と早く、注目モデルだと思います。

なお、別色(ブルー&カーボンまたはホワイト&カーボン)の完成車仕様(通常価格¥299,250−から)もあります。

東商会ホームページ(外部リンク。別ウィンドウで開きます)

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