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「サーベロ・テクニカルセミナー報告」

作成2008/11/06

昨日(11月5日)、東京浅草で東商会様が主催された、「サーベロ・テクニカルセミナー」に参加させていただきました。都心のホテルの宴会場を丸一日借り上げ、来日したサーベロ本社のスタッフが参加者に徹底したセミナーを施したのちに近隣の公園に大型バスで移動し、2時間近くサーベロの各バイクを試乗する時間を与えられるという超豪華版のセミナーでした。全国の小売店から参加を許されたのはわずか30人前後と大変貴重な機会でした。

この場を借りて関係の皆様にあらためてお礼を申し上げたいと思います。

セミナー冒頭の挨拶は東商会社長自らマイクを取られるという力の入れようで、内容も新興ブランド「サーベロ」の躍進の秘訣をかいま見させるレベルの高いものでした。

当店ではかねてサーベロブランドを取り扱いしてきましたが、その理由の説明の一環としてセミナー内容を報告します。報告内容は実際のセミナーの進行とは違った順序に、自分なりに整理してあります。

目次

セミナーのアルバムはこちらから(外部リンク。ピカサ。別ウィンドウで開きます)

サーベロ製品の内覧会写真はこちらから(外部リンク。ピカサ。別ウィンドウで開きます)


1)コードネームは「ブレイン・バイク」

このセミナーは世界各地でサーベロが行っているプロモーションセミナーの一環で、各国の小売店を集めておこなっているものです。本来の内容は全部で7セクション、とても一日で終わる内容ではないそうなのですが、今回は言葉や時間の制約もありその一部を受講する形式となりました。

講師はスイスのマーケティング本部から来日した、フランチェスコ・セルジョ氏が務めてくださり、英語での説明を東商会の方が通訳するかたちで行われました。

サーベロCerveloのブランド名は、チェルヴェッロcervello(頭脳・イタリア語)とヴェロvelo(自転車・フランス語)の二つの単語からオーナーが考え出した造語で、「考え抜かれた最高の自転車」を象徴しています。

ここからこのセミナーは「ブレイン・バイク」と名付けられています。

サーベロは比較的若いブランドで、1995年に現在もサーベロのオーナーである二人のエンジニアによって創設されました(会社登記は1996年)。オランダ人のヴルーメン氏とカナダ人のホワイト氏が、学位を取得したカナダで出会い、意気投合して創設したのです。彼らはカーボン素材を専門にしており、その技術の適用例としてスポーツバイクを選びました。当初二人は(当時まだほとんど理解されていなかった)自転車におけるエアロダイナミクスに着目し、空力に優れた自転車をデザインして他社へOEM供給することを考えたのですがほとんど世間からは理解されず、自らのブランドを興すことになりました。

略史

現在のサーベロ社

サーベロ社の方針

サーベロ社の理念・使命・目標


2)徹底した技術志向・実質本位

サーベロの製品開発には、徹底した技術志向・実質本位の哲学があります。

(項目目次)

2−1)クオリティ

まずすべてサーベロバイクにはLifetime Warrantyが適用されます。乗り手の生涯にわたって製品の保証を行うのです。しかも乗り手の体重制限がありません。もっとも華奢でしなやかな「RS」というモデルでも、いわゆる肥満漢でもこれは変わらないということでした。自分が質問したところ、体重90kgのフランチェスコ氏がご自身でも乗っていて全く何の問題もないということでした。

またすべてのモデルに同一品質基準が適用され、これは国際基準の遙かに上をゆく水準のものとなっており、しかもすべての検査を自社独自で行う体制ができています。とくにカーボン素材の弱点とされる耐衝撃性テストは他社とは全く次元が異なることが強調されていました。

サーベロの製品はすべてプロ用機材とおなじ製品であり、選手用に特別の製品を作ることはありません。むしろ逆に製品開発のプロセスとして、各モデルは販売に先だってプロに供給され、チームの要求を満たしたものだけが販売される仕組みになっているのです(サーベロによるとこのようなアプローチは他社ではまれで、一般には販売用の製品とプロ用機材は全く別に開発されるか、販売用に開発したものが後からプロにも供給される経路が多いといいます)。

数年前にカンチェラーラという強力な選手が特別なレース用に専用マシンの供給を希望した事があったが、サーベロはそれには応えず一般製品を供給し、それに乗って彼はそのレースに優勝したという逸話が紹介されました。

製品のクオリティに関し、サーベロは外部の各種テスト・比較試験において優れた結果を多数挙げています。

 業界でも辛口で知られるVeloNews誌、TOUR誌がそれぞれ行った各社フレームセットの公称重量と実測重量の誤差についてのレポートで、あるメーカーのモデルが公称900gといいつつ実際には1200g以上の数値を示すような状況の中で、サーベロはほぼ誤差がないという正直で優れた結果を認められています。

 フレーム剛性に関する試験では、ライバルのスペシャライズド社の作成データの中で、もっとも剛性の高いバイクとしてサーベロ社のモデルが評価されています(もっとも自分青山は数値的に硬いフレームが実際によく走るバイクとは限らないという意見です)。

 さらにこれはサーベロ社の内部データではありますが、フレームのエアロダイナミクスに関して、サーベロ社のモデルP3(2008年までのタイムトライアル用トップモデル)が他社にぬきんでて優れているという結果も示されています。


2−2)開発と生産

サーベロ社は本社をカナダにおき、マーケティング部門と財務部門はスイスにあります。また開発部門の一部はカリフォルニアのサンディエゴにあります。すべての設計は自社内で一貫して行われ、社員であっても個々の等級によって知り得ない秘密が設けられるという徹底した情報管理が行われています。

 製品開発は、まず本社のあるカナダでデザインが行われ、それをカリフォルニアのR&D部門が検証・改善します。この段階でサンディエゴの特殊な風洞実験設備による徹底したエアロダイナミクスのテストも行われます。そうしてできあがったモデルをアジアの生産拠点で生産しています。


2−3)カーボン技術

今回のセミナーでは簡単なカーボンサンプルが全員に配布されました(写真)。カーボン繊維が長軸に沿って配列されているものは捻れやすいが折れ曲がりにくく、繊維が45度に配列されているものは逆に折れ曲がりやすいが捻れに対しては強い、という事が体感できました。

セミナーでは「当社は高弾性(強い=高価な)カーボンを使用しております」とのキャッチフレーズを唱える他社を引き合いにしつつ、カーボン繊維は弾性強度をやみくもに高めれば優れたフレームになるのではない、というサーベロの開発志向が紹介されました。
 サーベロでは10〜12種(厳密には秘密ですが)の異なったカーボン繊維素材を使い分け、また繊維方向に配慮しつつ適材適所にカーボン素材を配分するために、200ピース以上のカーボン素材をジグソーパズルのピースのように組み合わせて1台のバイクのフレームを成型するのです。

またサーベロのバイクには、他社のカーボンバイクに見られる織り目の見えるカーボン素材(3K,12K他)が使われていません。これらの織り目は単に見た目のために使われているのであって、バイクの性能に関しては全くメリットがないというのがその理由です。

さらにセミナーではカーボン製のフレームの品質を考慮するにあたって「耐衝撃性テスト」の重要性が強調されました。カーボン素材の弱点として、衝撃にあった際に金属のようにゆっくり折れ曲がる(その間にエネルギーを吸収する)のではなくて、一気に破断してしまう特性があり、これは事故の際のライダーの安全性に大きく影響するのだそうです。しかし、多数のメーカーでそもそも耐衝撃性のテストが行われておらず、それをサーベロは憂慮しているといっていました。
 サーベロ曰く「数十グラムフレームを軽量化できても、そのために顧客の身体生命が危険にさらされ良心の呵責に悩むならば、安全確保のための必要な部材を付加してフレームを重くし良心に恥じない製品を供給したい」ということです。


2−4)ジオメトリー

フレーム各部の寸法を表すジオメトリーについても、サーベロは特徴的な設計を行っています。ですが残念ながら今回は時間の都合でこの部分を念入りに聞くことはできませんでした。今回聞くことができたのは、
●サーベロは各モデルのジオメトリー表記を統一している。たとえばPシリーズで51サイズが適正なライダーは、SシリーズやRシリーズでも51サイズが適正になる、
●サイズ展開に際しては、やみくもにサイズを増やすのではなく必要最小限のサイズ展開を行い、各サイズに実質的なサイズ違いの意味を持たせるようにしてある(この発言の背景には、他社には実質的なサイズ違いの意味がないのに表面上丁寧なサイズ展開の印象を狙って多数のサイズを作る例があるとの認識があります)、
という点にとどまりました。


2−5)エアロダイナミクス

エアロダイナミクスはサーベロが創業以来もっとも力を入れてきた得意分野であり、今回のセミナーの目玉とも言うべき部分でした。ですがここも残念ながら時間の制約で十分な説明を聞くことができませんでした。聞くことのできたごく一部の情報をまとめると以下のようになりました。

まず、サーベロはエアロダイナミクスの追求にあたって徹底した取り組みを行っています。エアロダイナミクスに関しては航空宇宙産業において厖大なノウハウの蓄積がすでにあります。とりわけNASAが開発した空力設計・解析のための「プロファイル」(定義を確認できなかったが「設計方式」ないし「翼断面形状」と思われる。青山注)が有名です。
 しかしサーベロはこれらに頼らずこの「プロファイル」を自社で開発してきました。これは航空機の飛行速度と自転車の走行速度には桁違いの差があり、流体としての空気の特性(粘性その他)を考慮すると、空気の流れは自転車においては航空機とは異なる振る舞いをみせ、航空機でのノウハウは役に立たないとの認識に基づきます。

そのため当然ながら風洞実験設備も高速の航空機用ではなくて、低速の気流を再現できる特殊な風洞設備が必要になります。そこでサーベロはカリフォルニア・サンディエゴにある"Low Speed Wind Tunnel"を使用して空力開発を行っています。

また、空気抵抗が自転車競技においていかに重要な要素となりうるかについてセミナーでは強調されました。走行速度により変化しますが、平坦路を走っている際の全抵抗の80〜90%は空気抵抗です。そして自転車とその乗り手を合わせた状態で仮に空気抵抗を3%減少させることができれば、40kmの走行で30秒の差がつくというのです。多くのロードレースでのゴールスプリントは数センチ、数十センチの差で勝敗が決まりますから、空気抵抗の多寡は圧倒的に重要な要素になります。

ただし注意しなければならないのは、自転車が走行するときに起こる空気抵抗のうち、80%は乗り手の身体によって起こるという事実です。いかに空力に優れたバイクがあっても、乗り手の衣服やポジションが空力的に優れていなければメリットは見込めません。


3)サーベロの考える二つのロードバイク・タイプ

サーベロがスポーツバイクにおいてもっとも重要視しているのは「Strength(強度)」です。これは安全性及びパワーの伝達の上で不可欠の要素なのです。
 次に必要なものとして、サーベロは二つのものに着目しました。「エアロダイナミクス」「軽量さ」です。エアロダイナミクスは空気抵抗を低減させることでおなじ出力でより速く走れるバイクを生み出し、軽量さは加速抵抗と登坂抵抗を低減させることでおなじ出力でより軽やかに走れるバイクを実現するのです。
 そこでサーベロは自社のロードバイクのラインナップを大きく二つに分けています。

ただし軽量さに関しては、強度を犠牲にした軽量化とは一線を画する意味で"Strength to Weight"(強度重量比、略してSTW)という考え方が取られています。つまりサーベロの軽量バイクは軽量ではあっても全く華奢な製品にはなっていないということです。

なお、最近サーベロは上記の3点に加えてComfortness快適さを基準として加えた新しい開発コンセプトのバイク、RSを発表しています。


4)2009年モデル情報

ここでは各モデルの特徴を挙げてゆきます。サーベロの製品ラインナップは製品点数が少ないものの、様々な乗り手のニーズを満たすことができる合理的なものであることを読みとって頂けると思います。

一部のモデルの写真はこちらからご覧いただけます。サーベロ製品の内覧会写真はこちらから(外部リンク。ピカサ。別ウィンドウで開きます)

サーベロ本国のサイトはこちらからご覧ください。(外部リンク別ウィンドウで開きます)

4−1)S1

旧名称ソロイストチーム。フルアルミのフレームセット(¥197,400税込)。サーベロ曰く「同価格帯のどのカーボンフレームセットよりも軽く・硬く・エアロ効果がある」「ベストバリューフレームセット」「耐衝撃性が確認されていない他社の廉価カーボンフレームよりもS1のほうが遙かにバリューが高いと考える」

4−2)S2

旧名称ソロイストカーボン(ただし今年改良されている)。フルカーボンフレームセット(¥451,500税込)。S1と比較してより軽量でありながらより剛性が高く、パワー伝達と下りや高速コーナーでの安定性が向上している。構造は前三角をモノコックで成型し、リヤステーはこれに接着しています。これは品質管理とコストのバランスから採用された製法とのことです。2009年モデルからワイヤの配置が新しくなり(ICS2)、より空力特性が向上しました。

4−3)S3

旧名称ソロイストカーボンSL(ただし今年全面改良された)。フルカーボンフレームセット(¥693,000税込)。S2とおなじ強度・剛性でありながらより軽く、よりエアロになっています。しかもリヤステーはRシリーズの技術を取り入れた極細ステーになり、快適性と後輪の路面追従性能が向上しました。極細シートステーでありながら、ボリューム満点のチェーンステー形状により剛性の低下を免れています。サーベロ曰く「最高のエアロ性能と最高の軽さ、そして最高の快適さを兼ね備えた、現在世界最高のロードバイク」

4−4)R3

フルカーボンフレームセット(¥409,500税込)。S2に比較してより軽量でより剛性のあるバイク。開発プロジェクトはもともとカンチェラーラ選手が過酷な悪路で知られる「パリルーベ」というレースで使用できるような頑強なバイクを目指しておりさほど重量に注意を払っていなかったものの、プロトタイプ完成後にその驚異的な軽量さに気がついた、という逸話があります。製法はS2と同様のモノコック+接着工法。

4−5)R3SL

フルカーボンフレームセット(¥509,250税込)。R3と比較して100g以上の軽量化を果たしながら、剛性は損なわれていません。超軽量をうたうS○OTT社のAD○ICTと公称重量では同等ながら、耐衝撃性テストを行い完全にクリアしていることは全く異次元のクオリティ。

4−6)RS

フルカーボンフレームセット(¥309,750税込)。STWコンセプトの軽量バイクであると同時に乗り心地を追求したのがこのモデル。レースで使える仕様でありながら「コンフォートジオメトリー」を採用している。具体的には、

4−7)Pシリーズ

サーベロの得意分野であるエアロダイナミクスを極限まで推し進めたタイムトライアルバイクがPシリーズ。シートチューブの一部が「カットアウト」された形状が特徴。カットアウト部分ではチューブに沿って流れる気流が渦を巻く「乱流」がほとんどなく、乱流による空気抵抗が極限まで抑えられているといいます。

4−8)P4

2009年サーベロ製品の目玉の一つがこのモデル。フルカーボンフレームセット(¥703,500税込)。前作P3を遙かに凌駕するという空力特性、リヤブレーキのエアロ化内蔵、ウォーターボトルをフレームに組み込む設計など斬新なアイデアと話題が満載のモンスターマシン。開発にあたっては1時間あたりでも莫大な使用料のかかる風洞実験施設をなんと8週間も使用して徹底したリサーチが行われ、開発費は総額1億円相当にのぼったといいます。


5)その他

長時間のセミナーでは、他にもたくさんの情報を提供されました。

◆新しい「サーベロ・テスト・チーム」について

プロチームによる製品開発に関しては、チームCSCとの協力関係を無視することはできません。サーベロは2003年に、当時は弱小チームであったCSCをパートナーにし、それ以来ともに躍進を続けてきました。一例として2005年から2008年の「プロツアー」シリーズのチャンピオンシップを連続して獲得しているほか、いわゆる3大ツールでもいくつもの総合優勝・ステージ優勝を獲得しています。これらの過程で現在販売されているサーベロの各モデルが実際に開発されてきたのです。

ただこの協力関係は2008年をもって終了し、サーベロは2009年より新しいプロジェクトを始動させます。「サーベロ・テスト・チーム」(仮称)というのがこれです。これはサーベロ社の単独スポンサーによるプロチームで、サーベロの製品開発のために組織され、2008年ツールドフランス優勝者であるカルロス・サストレ(スペイン)はじめそうそうたる実力選手が加入を予定しています。またこのプロジェクトには男性のチームだけでなく女性のチームも計画されており、さらにジュニア選手の健全な育成をはかるための二つのサテライトチームも計画されています。

◆ジロデイタリアとの提携

2009年に100周年を迎える、ジロデイタリア(イタリア1周レース)は、「世界3大ツール」の一つにも数えられる最高のロードレースの一つです。この100周年にあたり、並み居るイタリアのバイクメーカーをさしおいてサーベロはジロデイタリア事務局と提携し、100周年を記念するロードバイクを発表する計画があります。日本ではこのセミナーで初めて発表された情報だそうでした。既存のロードバイクにスペシャルなペイントを施すそのバイクのデザインラフを見ることができました(写真)。世界限定数発売予定です。


(たぶんスクープ!デザインは今後変更の余地があります。)

◆トライアスロン界での急成長について

過去3年のハワイアイアンマン・トライアスロンレースで、サーベロの使用率が急上昇していることを示すグラフが示されました(ちなみにシェアを失っているのは、そのグラフ上ではアメリカのT社とK社)。

◆会場にはトップ選手の実物バイクが

会場にはサストレやカンチェラーラが実際にレースで使ったバイクが展示され、自由に見ることができました。都心のショップNのメカニック氏がメジャーで測り倒していたのが印象に残っています(笑)。


(カンチェラーラのTTバイクと、サストレの「おしゃぶり」ステッカー)


以上のような盛りだくさんのセミナーのあとは、東商会様が手配してくださった大型バスに受講者が乗り込み、隅田川河岸の都立汐入公園に移動し、1周1km弱の公道を使用してサーベロのバイクを試乗させて頂きました。

<サーベロバイク・試乗ミニレポート>

今回自分青山が実際に乗ってみたのは、R3とS3(厳密には2008年モデルのソロイストカーボンSL)です。サイズは自分にぴったりのもので、サドルの高さもマイサイズに合わせ、ペダルとシューズも普段のものを持ち込みました。ハンドル高さは調整ができず、自分の通常の高さよりはだいぶ高い状態でした。タイヤの内圧にも気を配り、タイヤの印象で全体の感想に影響が出ないよう配慮しました。

第1弾・R3

うたい文句通り大変軽いバイクでした。しかしながらペダルやハンドルに力を加えてもたわんだり力が逃げるような感覚がなく、非常にダイレクトな印象でした。筋力のある人や大柄な人が力任せに漕いでもロスなく進んでくれそうな、一枚板のような印象でした。シートステーの繊細さによる振動吸収の感覚は、サドルが硬かったことと短時間だったことでよくわかりませんでした。軽量バイクというよりはロスのない、がっちりしたバイクです。


(とてもよかった!R3)

第2弾・S3

こちらはR3よりもさらに軽量さが際だつバイクでした。ついているホイールなどの違いもありますが、自分が普段乗っているバイクとおなじ感覚で踏み出すと「ビュンッ」と発進してそのまま加速してゆきます。自分は元々ポジションのあっていない試乗バイクに乗るのはそのメリットが感じられないことが多いのであまり好きではないのですが、今回のS3はそれでもすばらしさが実感できました。予算が組めるなら絶対にお勧めできるすばらしいフレームだと思います。


(欲しくなった!S3(ソロイストカーボンSL))

セミナーのアルバムはこちらから(外部リンク。ピカサ。別ウィンドウで開きます)

サーベロ製品の内覧会写真はこちらから(外部リンク。ピカサ。別ウィンドウで開きます)

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