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「ロードツーリングに「マイクロリュック」がお勧め!」 |
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作成2012/02/02 |
その昔、1970年代にはサイクルツーリング用に様々な種類の自転車がありました。テントや寝袋を積んで走る「ランドナー」や「キャンピング」、日帰り〜1泊程度の短日程で高速ツーリングをするための「スポルティーフ」など、走り=旅のスタイルにあわせて適切な仕様のバイクが選べたのです。
2010年代の今日、いろいろな事情があると思いますがオンロードで楽しむバイクの大多数はロードレーサー(ロードバイク)になっています。そこでツーリング的なサイクリングをしたい場合、本来はレーサーであるロードバイクでどうやって快適に荷物を持ちつつ走るかという工夫が必要になります。
この点自転車の仕様変更を含めるとかなりいろいろなことができるのですが、ここでご紹介したいのは超小型・軽量のリュックサック(バックパック)です。
といったメリットを備えています。
じつは当店ハイロードではロードレーサーで走るのにリュックを背負うことにはこれまで否定的でした。
といった考えだったのです。
ところが2010年に画期的な製品に出会って考えがちょっと変わりました。オーストラリアのアウトドアブランド「Sea to Summit」社の「ウルトラシル・デイバッグ」というリュックサックです。このリュックは信じられないような超軽量(68g!)で、しかも20リットルもの容量がありました。滑らかなシリコン加工の生地を小さく折り畳んでいくと子供の握り拳程度の収納袋に入ってしまうという、驚くべき製品でした。
価格も3千円未満という手軽さに惹かれてこれを使い始め、ホノルルセンチュリーライドでも2回も使用しました。そこで感じたのが、
という「超軽量で手頃なリュックサックの使い勝手の良さ」だったのです。しかし上記の「ウルトラシル・デイバッグ」にはパイオニア製品に良くある欠点が幾つかありました。
そこで上のような欠点を補った製品を探していて見つけたのがここで紹介する各モデルです。「マイクロリュック」というのはこのようなカテゴリーの製品をまとめて当店で名付けた造語です。
マイクロリュックの使い方のこつは、
これらを念頭に置いてマイクロリュックを併用すれば、輪行袋を使った日帰り冒険遠乗りライドなどが大いに快適にできることでしょう。
(写真右のオレンジの製品です)
モンベル・ポケッタブルライトパック8 ¥2,500税込
容量8リットル(A4書類をぎりぎり収容可能) ・ 参考重量160g ・ 各色あり
ちょうど良い容量と生地の厚さ、ポケットの数や位置もシンプルで使いやすいリュックです。これだけ軽いと持っていても負担になりません。キッズ対応でちょっと背負い紐が短いので大人の男性は購入前にサイズを要確認です。軽い荷物を入れて、リュックをチェストハーネスで背中のやや高いところに安定させるととても動きやすいです。
(使わないときはメッシュの内ポケットに収納できる(14x16cm)。)
(いろいろ便利な外ポケットも一つあり)
(内ポケットはこんな感じ。)
(高品質国産ジッパー。タブを引かないと勝手には開いてこない)
(黒いパーツはモンベル・チェストハーネス(\270税込)<入荷待ち>)
(右の水色が11リットルです)
モンベル・ポケッタブルライトパック11 ¥2,700税込
容量11リットル(A4書類を余裕で収容可能) ・ 参考重量170g ・ 各色あり
こちらもちょうど良い容量と生地の厚さ、ポケットの数や位置もシンプルで使いやすいリュックです。これだけ軽いと持っていても負担になりません。容量にちょっと余裕を持たせた11リットルです。
背の高い人には8リットルモデルよりもこちらがお勧めです。こちらも軽い荷物を入れて、リュックをチェストハーネスで背中のやや高いところに安定させるととても動きやすいです。
3−3)オーストリッチ・バックパックライト5.5
オーストリッチ・バックパックライト5.5 ¥4,095税込
容量5.5リットル ・ 参考重量135g ・ ブラックのみ
最小限の荷物で快走したい人に最適のリュックです。左右のメッシュポケットは手袋や補給食などすぐに取り出したいものをしっかり保持できそうです。さらに背中に当たる面には大きな収容スペースが付いていて、ちょっと工夫すれば小型のハイドレーションバッグを格納できそうです。
背中に当たる面が縦長で狭いので、夏場にも背中からの放熱を妨げにくい、高強度走行に配慮したデザインといえます。当ページに掲載した3つの中ではもっとも価格が高いですが、それでもお手頃なバッグだといえます。
(左右のメッシュポケット。背中にはテールライトを付けるループがある)
(背負い紐は軽量で汗がたまらないメッシュ仕様)
(こんなに小さい収納袋に収まってしまう)
いまオンロードでスポーツサイクリングを楽しんでいる人たちの多くが競技者=レーサーではなくロングライド・サイクリング派といえます。そういった新しい楽しみ方の人たちに楽しんでもらえるようなバイクや装備がもっともっと増えていくといいですね!
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