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ブリヂストンのロードバイクタイヤ、エクステンザ・R1シリーズが“勝てるタイヤ”へとリニューアル!

作成2014/12/01 / 更新2015/03/02(「開発者の声」追加)

当店でこれまでも強くお勧めしてきたブリヂストンのロードバイクタイヤが2015年シーズンに向けて大幅刷新されました(第三世代になりました)。シリーズのコンセプトは「とにかく走行性能を高めて“勝てるタイヤ”を作ること」だそうです!


1)レース向けオールラウンドタイヤ

新製品 ブリヂストン エクステンザR1X(旧製品 エクステンザRR1X)
\5800税別
オールブラック
180g(23C),190g(25C)

従来から非常に転がり抵抗の少なかったRR1Xですが、さらに軽量さという強い武器を得てパワーアップしました(従来比20g=10%!削減)。これぐらい軽いタイヤというのは他社にもありますが、ブリヂストンはケブラー繊維のパンクプロテクターをきちんと組み込んで耐パンク性能を確保したままこの重量を実現したところに凄みを感じさせます。軽量タイヤを使ってみたいがパンクが怖い、というライダーにぜひ試していただきたい製品です。

もう一つ特筆すべきなのが25Cという“ちょっと太目”サイズのタイヤがわずか190gで作られているところです。以前から「他の条件が同等ならば太目のほうがタイヤの転がりは軽くなる」ということが実証されていましたが、実際には太目にするとタイヤが重くなるのであまり普及してきませんでした。ところが2013年ごろからパワーのあるプロ選手の間で太目タイヤが流行りだし、メーカーも力を入れることができるようになってきました。そういう波を受けてブリヂストンが満を持して放つレース用の軽量幅広タイヤがこのR1Xの25C仕様なのです。これくらい軽くなるとパワーのないファンライダーや女性ライダーも軽快に走ることができるので幅広タイヤの恩恵を満喫してもらうことができるでしょう。

基本的にはあらゆるライダーにこの25C仕様をおすすめします。10gのタイヤ重量が気になるという方のみ23Cを選べばよいでしょう。

このタイヤの弱点としては、メーカーにも確認したところトレッドラバーが薄い分耐パンク性能(突き刺しパンク)は若干下がっているそうです。またおそらく摩耗に対する寿命も若干短めになっているでしょう。タイヤが軽いということはゴムの材料も少ないということなのでこれらの点はやむを得ないバランスです。しかし走行距離の短いファンライド系のサイクリストにはこれぐらいでも十分な耐久性・寿命があると思いますし、走行性能の高い選択肢が増えるのは素晴らしいことだと思います。

いくら高性能なタイヤでもあまり長期間使っていてはゴムの劣化などで性能が低下してしまうものです。
“よいタイヤをよいコンディションで使う贅沢、楽しさ”をぜひ満喫してもらいたいと思います。

【旧製品RR1Xからの変更点まとめ】

【開発者の声】ブリヂストンサイクルの開発スタッフのコメントをもらいました。(2015/03/02)

前作のRR1Xに対して、断面形状をシングルクラウンアールにすることで、コーナーでの走行が、よりスムーズに走れる様になった。

断面形状の変更により、転がり抵抗の増加が懸念されたが、全体重量の軽量化(前作差−20g)により、実走においては重さは感じなかった。

フィーリング的にはRR1HGをより軽くした様な感じで、オールラウンドに使えるタイヤです。近年の、ロードレースシーンでのタイヤの幅広化に対応し、25C(190g)も新たにラインナップ。前作の23Cより重量が軽いので、ワイドリム使用の方にはこちらをお薦めします。

  テレビ解説者としても活躍中の【飯島誠】のお薦めタイヤ・・・只今、25C愛用中です。

2)短距離使用向け超軽量タイヤ

新製品 ブリヂストン エクステンザR1S(旧製品 エクステンザRR1SL)
¥6300税別

オールブラック
145g(23C)

軽さと寿命・耐パンク性能のバランスがひじょうによかった旧製品RR1SLが競合他社のモデルに対抗できる超軽量へと進化しました(従来比35g=19%!削減)。旧モデルが耐パンク性能はじめ全方面でバランスよく高性能を狙った結果“やや個性に乏しい”といわれていたそうなのですが、新型では潔く超軽量とハイグリップを狙った“とんがった”レースタイヤに生まれ変わりました。

軽さが重要なヒルクライムや路面の良好なレースで最高の性能を発揮してくれます。

【旧製品RR1SLからの変更点まとめ】

【開発者の声】ブリヂストンサイクルの開発スタッフのコメントをもらいました。(2015/03/02)

23Cで145gはクリンチャータイヤとしては驚愕の軽さ。実測重量のバラつきも少なく、ほぼカタログ値と変わらないのが嬉しい。

漕ぎ出しの軽さは比類ないが、軽量タイヤであるにも関わらず、グリップもしっかりしているので、斜度のきついレースやアップダウンの多いレースにはもってこい。

タイヤが薄いが故、パンクのリスクが増えるが、この軽さは一発勝負の時は確実にアドバンテージになることは間違いない。

  ヒルクライム&タイムトライアルスペシャリストの 【藤田晃三】のお薦めタイヤ。

3)濡れた路面など悪条件にとくに強いハイグリップ軽量タイヤ

新製品 ブリヂストン エクステンザR1G(旧製品 エクステンザRR1HG)
¥6300税別

オールブラック
185g(23C)

ハイグリップと評判の高かった旧製品RR1HGをさらにハイグリップ化しつつ重量を削減した“勝てるタイヤ”です。重量は従来比15g=7.5%削減となっています。

【旧製品RR1HGからの変更点まとめ】

【開発者の声】ブリヂストンサイクルの開発スタッフのコメントをもらいました。(2015/03/02)

ウェットテストではいくら倒しても滑らず、滑るまで攻める頃には通常ドライでも滑るであろうバンク角に近いところまで滑らなかった。 ドライでは滑らせることは不可能に近いので、ここまでのグリップは要らないのでは?と思うほど。

雨のレースや、下りを安全に且つ速く走りたい人にもお薦め。

このタイヤはアンカーチームが実戦使用していた物で、リスキーな下り坂のアタックでオーバースピード気味の場合でも、確実に通常ラインに戻すことが出来るタイヤです。

  元アンカーチームエースの 【清水都貴】のお薦めタイヤ。

今回のモデルチェンジでブリヂストンのロードバイクタイヤの最上級グレードである「エクステンザ・R1」シリーズは大きくレース寄りの特性に切り替わりました。そのため耐久性の点ではおおむねやや性能を落としています。それでは今までのタイヤを満足して使っていた人が同じような耐久性を求める時はどうすればいいでしょうか?

当店では同社の「エクステンザ・ビコローレ」シリーズを使うのがいいと思います。製品としての位置づけこそ1ランク下がるものの、その分安いこと、205g(23C)と軽量なところ、丸断面(シングルクラウンアール)の扱いやすさ、カラーが選べるところなどホビーライダーにとって十分すぎる魅力を備えたとても良いタイヤシリーズです。実のところ今回のR1Xシリーズで採用された丸断面形状や25Cの太さなどはビコローレで先に採用され磨き上げられてきたものなのです。

★「ビコローレ」メーカーサイトはこちら(別ウィンドウにて)

八方美人であることを拒否して高性能の極限を目指すことになった「エクステンザ・R1」シリーズと、まんべんなく性能を高めた優等生タイヤである「エクステンザ・ビコローレ」シリーズ、この二つが並び立つことでブリヂストンのタイヤラインナップはますます多彩に充実してきたといえるでしょう。

ブリヂストンのロードタイヤ、クリンチャータイヤとしては当店ハイロードのまさしく一押しシリーズです!

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