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“科学という名のサドル”シエンティアは感覚的には“ゼリーのせマシュマロ”! |
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作成2015/10/08 |
この夏いらいの各社展示会ではいままでにない特徴のあるサドルをいくつも発見しました。その一角である「シエンティア・シリーズ」が入荷してきました。
セラロイヤル “シエンティア”シリーズサドル 各形状とも税別8260円
【セラロイヤルとは?】
輸入元サイトの説明によれば、「SELLE ROYAL(セラロイヤル)社はイタリアのヴェネト州ヴィチェンツァ県ポッツォレオーネに本拠を構える世界最大のサドルメーカーです。
セラロイヤル・ブランドでは主にコンフォート系サドルを開発・生産しており、ハイエンド・レーシングサドルは 「fi'zi:k(フィジーク)」ブランドでラインナップされています。 ほとんどの製品がイタリア・ポッツォレオーネの自
社工場で生産されており「Made in ITALY」の製品を世界中に送り出しています。」とのことです。
スポーツバイクファンにとってはむしろ傘下ブランドの「フィジーク」のほうが有名な印象があります。創業は1956年、2002年には革サドルの老舗ブルックス社を、2007年にはユニークなペダルシステムを制作しているクランクブラザーズ社をも吸収している一大勢力のようですね。
【シエンティアとは?】
シエンティアとはラテン語で「知識、知恵の女神」を意味し、別の発音では「スキエンティア」ともいいます。このサドルシリーズはドイツの「ドイッチェ・スポートホッホシューレ・ケルン」(独スポーツ大学ケルン)の協力のもと開発されたもので、乗り手の体格と嗜好に合わせて9パターンの異なる形状のサドルを生み出しました。
第一の考慮要素は乗り手の前傾角度です。前傾角度45度のスポーツサイクリング向け「アスレチック(A)」、同60度の「モデレート(M)」、同90度の「リラックス(R)」の3パターンの基本形状がこれに合わせて用意されました。なおロードバイクの典型的な乗車姿勢だと前傾角度は40〜50度になります(フィッティングサービス・リツールの技術指針より)。またモデレートはクロスバイク的な用途、リラックスはシティバイク的な用途に向いているといえるでしょう。
第二の考慮要因は乗り手の骨盤底部の幅(坐骨結節の幅)です。この幅が11cm未満の場合「サイズ1」、11〜13cmの場合「サイズ2」、13cmを超える場合「サイズ3」となります。このサイズによってサドルの後ろ半分、坐骨結節の接する部分の幅が変えてあります。
この二つの変数に応じて都合9パターンのバリエーションが作られました。当店では「Rシリーズ」はすべて除外、また「Aシリーズ」、「Mシリーズ」のうちでも幅がとくに広い「サイズ3」については実際の需要があまり見込めないので除外し、「A1」・「A2」・「M1」・「M2」の4種類を導入しました。
【シエンティアシリーズの特徴】
(サドルと金属レールが弧でつながる「クーヴァ」サスペンション機構はフィジークブランドでもおなじみ。樹脂製だが意外と剛性は高い)
(テールライトやバッグといったアクセサリーをスマートにはめ込めるICSクリップシステムもフィジーク直系。キャットアイのテールライトにも対応品あり)
(人体の柔組織の形状を素直に反映した表面には、薄く効率的にゲルが仕込まれている)
(高級感ある表面だがウレタンの射出成形品。うまくコストを抑えている。とにかく表面はソフト!で優しい感触)
【ハイロード青山の注目ポイント】
シエンティア モデル「A1」
全長289mm 全幅127mm 380g ノーズ部幅約52mm(先端から70mmの部分で計測)
シエンティア モデル「A2」
全長289mm 全幅144mm 390g ノーズ部幅約52mm(先端から70mmの部分で計測)
シエンティア モデル「M1」
全長289mm 全幅141mm 425g ノーズ部幅約55mm(先端から70mmの部分で計測)
シエンティア モデル「M2」
全長289mm 全幅161mm 455g ノーズ部幅約55mm(先端から70mmの部分で計測)
当店の“特異な”サドルコレクションに加わった4兄弟をぜひチェックしに店頭へお越しください。
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