| 東京品川・武蔵小山のスポーツバイクショップ、スポーツバイク・ハイロードです。バイクフィッティング、インソール成形、イベント参加などご相談ください！ |
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スポーツバイク・ハイロード
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| 作成2007/12/14 |
大事な愛車のメンテナンスはきちんとできれば大変楽しいものです。また自分のバイクの調整方法を知っていることは、万一の不具合を察知して危険を未然に防ぐことにもつながりま
すから、できれば多くのサイクリストに自転車のメンテナンスに挑戦してほしいと当店ハイロー ドでは考えています。
どんな工具を使うのか、どう使うのかについてはいわゆるメンテナンス本がいくつか出版されています。自分が見たなかで「これはいいな」と思った本はこの２冊です。
●飯倉清・サイクルメンテナンスシリーズ ロードバイクトラブルシューティング（圭文社 2006年）
こちらはメカニックの本音満載で、ちょっと本気の人向けかな？しかし専門的には実際に役に立つ情報が多く誠実な本です。
●エイムック861・ロードバイクメンテナンス新版（えい出版社2004年）
こちらははじめての人でも尻込みしないで読めそうな本です。初心者にはこちらがよいかもしれません。自分はこの本の旧版でホイル組を覚えました。
詳しいところは自転車の種類によっても違うので、具体的に自分の自転車を持ってショップに行き作業を依頼して見学させてもらうか、工賃を払って教えてもらうのがベストです。もちろん当店でもお教えします。お気軽にご連絡ください。
ここではいわゆる定番ではない、ハイロードおすすめの工具を紹介します。
１）極小バイスプライヤー TOP-VP125
定価\2,068-、ハイロード価格\1,723-
長さ125mmのごく小さなバイスプライヤーです。これを使うバイクメカニックは他に見たことがありませんが、自分は重宝しています。ブレーキやシフトのインナーワイヤを引き締めながら固定するときにこれでインナーをつかんで引いてやると力が入れやすく、微妙な加減が可能になるのです（写真右。小指〜薬指で引く感じで使います。う〜ん絶妙）。
欠点は強くくわえすぎるとワイヤーが傷んでしまうこと、一度切ったワイヤーの端をそのままくわえると確実にほつれるのでインナーキャップの上からくわえることになるのだが、そうするとキャップが堅くかしめられて外せなくなること。ですがこの微妙な力加減は他では得られない！ワイヤ交換経験者に是非試してみてほしい一品です。
２）ラチェット工具一組 SIGNET他を入れ組
価格は写真の組み合わせで\3,845-。もちろんばら売り可能。
熟練メカニック達がわざわざ重量のかさむラチェットレンチで締め付け作業をするのにはふかい意味があります。ラチェットだと工具を構える姿勢を常に一定にでき不自然な作業姿勢を避けやすいのです。これは工具がすっぽ抜けてパーツを壊したり長時間の作業で疲労したりというトラブルを防ぐばかりでなく、常に工具にかかるトルクを敏感に察知しつつ作業できるという大きなメリットを生むのです。
自転車では使用トルクが少ない、細かなところでの締め付けが時に必要になる、携帯用にできるだけ軽い製品が欲しい、と独特のニーズがあって既製品では（一流品であっても）なかなか自分で満足するものがなかったのですが、これなら良いかも、というものをどうやら見つけました。
自転車の場合、片手で締め付ける程度のトルクのネジはだいたい4MM、5MM、6MMの3種類の六角レンチで締めるタイプか、または8MM、9MM、10MMのナットをスパナで締めるタイプのどれかに該当します。
これらを扱えて、しかも手ごろな価格、軽量な製品としてこういうものをそろえてみました。
●（ハンドル部分）SIGNET リバーシブルギヤレンチ 10MM \1,932-
●（アタッチメント）SIGNET 1/4インチソケットドライブアダプター (改造済み・限定数量) \630-
●（アタッチメント）SIGNET 6.35MMヘックスビットアダプター \147-
●（先端部ビット）ANEX 電動ドライバー用ビットAK-35X 4MM~6MM 各１本\207-
●（先端部ソケット）SIGNET 1/4インチドライブソケット(8MM=\242-, 9MM=\273-)
これらを一式そろえてもわずか\3,845-と、ブランドもののラチェットハンドル本体のみの半額程度です。しかも上記ギヤレンチはラチェット刻みが５度刻みと業界最高水準にあってしかもラチェットハンドルとしては超軽量です。
このセットでは、ハンドル本体は10MMのスパナとして通常に機能し、8MMや9MMといった別サイズのナットを締めるときにはアタッチメントを介してソケットを装着し、ソケットレンチとして使用します（写真上左はレンチ、アタッチメント、ソケット。上右は組み合わせて8mmのソケットレンチにしたところ）。
六角レンチとして使うときには、別のアタッチメントを介して電動ドライバー用ビット（廉価で交換がきわめて容易）を装着して使います。（写真上左はレンチとヘックスビットアダプター。上右はこれらにヘックスビットを付けて六角レンチにしたところ。ガタが少なくて使いやすい！）
しかもヘックスビットには近年多様な先端工具が用意されており、たとえばネジ穴を切る「タップ」や星形の「ヘックスローブ」、もちろん通常のドライバービットも付けることができ、相当の発展性があります。
こういう組み合わせ工具では時に各パーツのガタによりトルクの手応えがわかりにくくなるなどの弊害がありますが、このセットではこういう不具合はほとんど感じませんでした。またハンドル部分にもっと廉価な通常のギヤレンチでなくあえてリバース機能のあるモデルを選んだのは、たとえばブレーキパッド調整など工具を外さずに締め付けとゆるめを連続して行う場面があるためです。
ラチェット工具に興味がある初心者だけでなく、従来のラチェットハンドルに不満のあるメンテ上級者にも試してもらう価値があると思います。
３）激安！スプロケット固定工具（チェーンウィップ）
BAZOOKA フリーホイルチューナー \882-
スポーツバイクのリヤカセットギヤの交換では避けて通れない専用工具ですが、これは競合品の半額以下。毎日使うようなプロでなければこれで十分以上の性能があります。
４）お値打ち！両口スパナ
SIGNET スパナ （8x9mm=\441-, 8x10mm=\546-, 10x12mm=\588-）
ナットを廻すごく基本的な工具ですが、大変美しく丈夫なメッキ処理がされていて、数倍の価格で売られているアメリカのトップブランド製品に劣らない造りの文字通りお値打ちの逸品です。自分も新たに買うなら迷わずこれ！
５）激安！大型モンキーレンチ
車載用大型モンキーレンチ 全長300mm、開口寸法36mm \1900-
こちらもメンテではごく基本的な工具ですが、普通の店頭で売っているものは特大のこのサイズだと６〜５０００円はします。
それだけ高級なものなのですが、たまにしか使わないサンデーメカニックにとってはあまりに高すぎます。そこでこういうものを見つけてきました。この価格ですが耐久性は十分、アマチュアなら孫子の代まで使えます。
６）先日も紹介しましたが、おすすめペダルレンチ（写真下）
tacx ペダルレンチ \2,520-
再登場ですが、これは本当に使いやすい！ほぼどの角度からでもトルクが掛けられ、その結果怪我の危険を劇的に軽減します。ギヤ周りは本当に危険ですからね、自分も以前はザックリ手を切ったりして大変でした・・。
７）お手頃六角レンチセット
BAZOOKA六角レンチセット\525-
携帯用にもなるコンパクトなセットです。6mm,5mm,4mmの３本は長い方の先端がボールポイ ントになっていて、狭いところでの作業に向いています。この価格でこの内容はかなりお値打ちですよ。
８）こんなんでいいの？ドライバーセット
ANEX８本組ドライバーセット 定価\840- ハイロード価格\700-
えっ、こんなものが？と思う人も多いでしょうが、自分はこれを結構使っています。大きなトルクがいらず早回ししたいところ、たとえばサイクルコンピュータの取り付けなどは掌にすっぽり入って軽量なこれが便利なのです。またプラスドライバーには先端の規格が数種類あるのですがこれらをすべて大振りな通常のサイズでそろえると結構場所ふさぎでやっかいです。
それにこのセットには四角のキリが入っていて、これがアウターワイヤーの中のライナーが切断面でつぶれているのを成形するのに最適なのです。もちろん普通のドライバーが必要な場面もありますが、自分はたいていの場合にラチェットドライバーとこれとでねじ回し作業は済んでしまいます。隠れたおすすめ品ですね。
９）ネジ頭が壊れかけていたらこれ！
ANEXネジ滑り止め剤\472-
これも一度使うとやめられない便利アイテムです。本来の用途であるネジ頭の壊れかけたネジを安全に廻すことの他に、滑りやすいパーツ同志のはめあわせ面に塗って摩擦を大きくするような使い方もできます。クリートの取り付けにも良く使っています。高価なパーツを壊してしまうことを考えたら、これこそお値打ちの便利な品といえるでしょう。
１０）トルクレンチセット
グランジ・トルクレンチセット \7,875-
最近のデリケートなカーボンパーツの組み付けや、シマノの新型クランクセットの組み付けで（カンパニョーロの新型でも、ですね）必須となるトルク管理。その必携工具がこれです。このモデルは0〜24N/mの範囲でトルク管理ができますので比較的小さなトルクで足りるステム周りなどに使えます。
お得なことにバイクで良く使う3mm,4mm,5mm,6mm,の六角ビットにくわえ、8mm,10mm,さらにはＴ２５トルクスのビットもついています。
普通トルクレンチは２万円近くするだけに、このモデルはありがたい存在ですね。
こういう感じで当店では常に使いやすいもの、お手頃なものを探索・発掘しています。工具に限らないことですが、そもそも高価な道具は良くて当たり前、そこそこのお値段で機能を満たすものが本当の「お値打ちもの」だと思うのです。
本当に良ければためらいなく最高級品をおすすめしますが、お値打ちものは探せば結構あるのですね・・・。
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