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スポーツバイク・ハイロード
「高機能インソール・スーパーフィート」

作成2009/03/19
更新2014/07/05(コーナー目次など追加)
※本ページ作成に当たっては、輸入元インパクトトレーディングの皆様の多大なるご指導と援助を頂戴しました。お礼とともにここに記します。

「スーパーフィート」特設コーナー 目次
ドレスフィットデラックス・メンズ登場 別ウィンドウにて 2014/07/05
トリムフィット・カーボン登場 別ウィンドウにて 2014/07/05
テックセミナー1〜4受講しました! 別ウィンドウにて 2014/07/04
メカニズム 本ページ内 2009/03/19
製品紹介(2009年〜) 本ページ内 2009/03/19
性能デモンストレーション 本ページ内 2009/03/19
60日間快適保証 本ページ内 2009/03/19
ミニインプレッション 本ページ内 2009/03/19

(公式ホームページ。別ウィンドウにて)

ハイロードではこのほど「スーパーフィート」インソールの取り扱いをはじめました。

30以上の特許に裏打ちされ、世界でも最高・最先端の研究によって生み出される「スーパーフィート」インソールは「かかとを安定させながら、足裏の一部を支え、骨の配列を整える」という類例を見ない方法論で足の機能と快適性を確実に向上させます。

「スーパーフィート」は1977年にアメリカの足病治療研究所「ノースウェスト・ポディアトリック・ラボラトリー」を母体にして発足したインソールメーカーです。ルーツである足底板についての豊富な臨床例に基づき、その研究成果をより多くの人に役立ててもらおうと手軽な価格で開発したのがこの「スーパーフィート」です。



1)メカニズム

1−1)足のバイオメカニクス
人間が直立二足歩行する際、足は着地の衝撃を吸収し、ついで体重を支え、さらに蹴る推進力を地面に伝えるという多様な機能を一連の動作として果たします。この衝撃吸収の局面では足には柔らかさが求められ、体重の支持と推進力の伝達においては足には堅さが求められます。

くるぶしから下の人間の足には片側で26個もの骨がありますが、これらの骨の配列によって足裏には3本のアーチ構造が見られます。これらのアーチ(=骨の配列)が適切に形成されていることによって足は柔軟に変形しつつ上記の様々な機能を果たしています。

より具体的には、足の内側縦アーチに着目したときに、着地のときにはアーチが変形して下がることにより足が柔軟になり着地の衝撃を適切に吸収することができます。一方体重支持・蹴り出しのときはアーチが適切な高さまで上がることにより足の骨の配列が整い、堅固なアーチ構造となった足全体で体重を支持したり蹴る力を伝達する機能を果たすことができます。

このアーチが下がっている状態を足の「回内」といい、逆に上がっている状態を「回外」といいます。健康な足は歩行の一連の動きの中でこの「回内」「回外」を適切な範囲で繰り返しながら運動しています。


(正常足と回内足。右足かかとを後ろから見た図。輸入元提供)


(正常足と回内足。右足を内側側面から見た図。輸入元提供)

※専門用語解説 
「回内」「回外」とはくるぶしより下の足全体の、三次元での動きを指す用語です。足首の動きを単一の動作軸に分解した観察用語としてはこれとは別に下の3つがあります。

(1)「背屈」と「底屈」:足の甲が上がるのが「背屈」、つま先を伸ばし甲が下がるのが「底屈」。これは人体の「矢状面」での動きと表現できます。


(背屈)

(底屈)

(2)「内転」と「外転」:すねを軸にするかたちで足裏水平のままつま先を内側に振ると「内転」、逆だと「外転」。これは人体の「水平面」での動きと表現できます。


(外転と内転)

(3)「内反」と「外反」:くるぶしを前後に貫く軸を想定し、この軸を中心に足裏が内側を向く(スキーなら外エッジに乗る状態)のが「内反」、逆が「外反」。これは人体の「前額面」での動きと表現できます。


(内反)

(外反)

足の「回内」「回外」はこれら単一軸の動作にそれぞれ対応させることができます。すなわち、

  • 回内のときは、アーチで持ち上がられていた足の甲が下がることで足とすねのあいだの角度は小さくなる、つまり背屈となります。
  • 回内のときは、足の中央部が(くるぶしをねじるように)内側に向かって倒れるのでつま先が相対的により外側へ振られた状態、つまり外転となります。
  • 回内のときは、足の中央部が内側に向かって倒れるので足裏はより外向きになり、つまり外反となります。

また足以外の部位との関係でいうと、「回内」では足裏の内側縦アーチが下がるのに伴ってが足全体が内側に倒れ込み、くるぶしとすね・膝までもが内側に傾きます。つまり脚の運動全体にまで影響を及ぼすのです。

1−2)足の病理
しかし、上記のように適切な「回内」「回外」を繰り返す歩行が自然にできる健康な足の持ち主は全体の15%ほどしかいないという報告があります(米国での調査)。むしろ大多数である80%は回内が過剰で適切な回外ができない(アーチが下がった状態・扁平足傾向)状態なのです。この過剰回内が「オーバープロネーション」と呼ばれる状態です。(なお、残りの5%は逆にアーチが上がりすぎた過剰回外=ハイアーチです)

※回内をプロネーション、回外をサピネーションといいます。

過剰回内には様々な弊害があります。

さらに左右の足で回内傾向に差があることがほとんどなので左右のバランスが崩れ、この点からも様々な弊害が生じます。

1−3)スーパーフィートによる対策
このような過剰回内を解消するために、スーパーフィートは足のバイオメカニクス理論に基づいた方法論を持っています。
 多くのインソールメーカーやカスタムインソールビルダーは足裏全体にインソールを沿わせるようにして、足裏全体を直接正しいアーチの高さまで持ち上げることでアーチを作り出すのですが、スーパーフィートではこのやり方を「腰の筋肉が弱っている人にコルセットを使わせると、その場その場では痛みを取るなどの効果があっても、そのうちにコルセットに頼りきりになりかえって筋力が落ちてしまうことがある、それと同じような危険がある」と考え、別の方法をとっています。

 スーパーフィートでは、アーチが崩れている足ではかかとの骨が傾いてしまっていることに着目し、かかとの骨を正しい姿勢に起こすよう、主にかかと付近をインソールで強固にサポートします。するとかかとの骨の正しい姿勢が足の骨全体の配列に影響を及ぼし、いわば足が自力で正しい足裏アーチを形成するのです。

1−4)正しいアーチとは〜「ニュートラルポジション」
上記のように足裏に正しい形状のアーチが必要なことは多くの研究者やインソールメーカーが認めています。では、アーチの形状が正しいかどうかはどのように判断すればいいのでしょうか。アーチの高さは人それぞれの生来の体格や経過によって違います。

 この点についてもスーパーフィートは足病学の医学的理論に基づいたはっきりした考え方を持っています。スーパーフィートではその人の足にとって回内でも回外でもない「中間位」を「ニュートラルポジション」と名付け、インソール制作の際の指標として重視します。
 インソールのカスタム制作の際にはユーザーを高い椅子に掛けさせて足を体重のかからない自然の状態におき、この無荷重の状態で「ニュートラルポジション」を探り、バキューム成型の手法でこの形状をインソールに定着させます。
 既製品のインソール(後述のトリムフィットやドレスフィット)においては、統計的に割り出した標準的な形状のニュートラルポジションを元にインソールが造られています(数タイプの中からその人にあった足アーチの形状を選びます)。

 足裏に荷重しない状態で「ニュートラルポジション」を探る考え方は世界に先駆けてスーパーフィートが開発したものであり、現在では先進的な足病治療現場ではこうした「無荷重での足底板成型」が主流となっているということです。


(ユーザーを座らせて作業する「フィットセンター」。輸入元提供)

この「ニュートラルポジション」にサポートされた足は、一連の歩行動作のなかで健康な足が発揮する回内回外の動作を適切に行うことができるようになるのです。またこのようにアーチの正しい形状についての明確な指標を備えた理論・インソールメーカーは他に類例を見ません。

トピック〜足のアーチと疲労
 足裏のアーチ(内側縦アーチ)が正しく形成されているかどうかと足裏の疲労とは密接な関係があります。足裏が疲労したためにアーチが保てなくなるという因果関係と、逆にアーチが正しく形成されていないために疲労しやすくなるという因果関係のいずれもが成り立つのです。

 長時間立ち続けると無意識に足の外エッジに乗るような立ち方になる(足裏が内反する)経験をしたことがあるかもしれませんが、これも上記の関係から説明できます。つまり、長時間の立ち姿勢により足裏が疲労しアーチを保って荷重を支えることが苦痛になったために、足裏全体のアーチ構造ではなく骨格の固さで直接に荷重を支えることができる足裏外縁部に体重を預けて立とうとする姿勢になるのです。

 しかしこれはすね周辺や腿外側、腰などの筋肉に過大な負担を強いる姿勢なのでこれらの部位が疲れたり痛くなったりします。

1−5)もう一つの問題〜衝撃吸収とかかとのブレ
ランニングやジャンプの着地の際、かかとには体重の6〜10倍の衝撃がかかるといわれています。この大きな衝撃を吸収するために各社がいろいろな工夫をしています。

 多くのメーカーが柔らかな衝撃吸収素材を靴やインソールのかかと部分に配置し、素材によって衝撃吸収を図っています。しかしこの方法は着地時にかかとのブレを生じるという弊害があります。また、いかに優れた素材であってもかかとの骨を平面の一点で受け止めるような形状であれば面圧が高すぎて衝撃を処理しきれないことも起こりえます。

 スーパーフィートではかわりに人体に備わる脂肪組織に着目しました。かかとの骨の周囲にもともとついている脂肪組織が衝撃部位から逃げずにとどまっていればこれが衝撃吸収を受け持ってくれるという考えです。そのためにスーパーフィートのインソールには強固なヒールカップが装備され、衝撃を受けてもカップ形状が容易に変形しないようになっています。これにより脂肪組織がずれてしまうのを防ぐと同時に、衝撃をカップの内側曲面に沿ってより広範囲に分散させています。しっかりしたヒールカップは衝撃吸収だけでなくかかとの安定を高めブレを抑制するという効果も発揮しています。

 このようなメリットを確実なものにするため、フィッティングの際にはユーザーのかかとの大きさに配慮しヒールカップの形状をそれに合わせる方法論が確立しています(フィッティングについては後述)。


(輸入元提供)

1−6)その他の機能
スーパーフィートは上記の他にも様々な工夫を凝らして足の動きを助けています。


2)製品紹介

2−1)既製品とカスタム成型品
 スーパーフィートはもともと足病治療の現場から生まれた製品なので、個々の患者の状態に合わせて成型される治療用の足底板と同じく完全なカスタムメイドが可能なモデル「カスタムフィット」シリーズがあります。
 他方でより低コストで多くの人にインソールの効用を普及させる見地から、標準的な足型を元に作成されカスタム成型不要の既製品もあります。既製品には足裏全体を覆うフルレングスタイプの「トリムフィット」シリーズと、かかとから中足部のみを保持する3/4レングスで極薄の「ドレスフィット」シリーズとがあります。

★製品のラインナップについては輸入元公式ホームページからどうぞ(別ウィンドウにて)★

2−2)ハイロードチョイス・ラインナップ
当店ハイロードでは今回の新規導入にあたり、スポーツサイクルおよび関連用途に好適と思われる一部既製モデルを中心に在庫・販売を開始します。

2−2−1の前)トリムフィット・カーボン

2014年最新モデル。 トリムフィットシリーズ中もっともボリュームの少ないモデルです。カーボンの高強度スタビライザーで激しいスポーツにも対応します。説明ページはこちら(別ウィンドウにて)。

2−2−1)トリムフィット・ブラック
トリムフィットシリーズ中もっともボリュームの少ないモデルで、靴の中に余裕がない場合に向いています。
スタビライザーの厚みが薄くアーチサポートが控えめなので、足が回内気味(扁平気味)の方がインソールをはじめて使う際にも違和感が生じにくいモデルです。


(輸入元提供)
前足部厚み:約2.5mm
スタビライザー厚み:薄め(アーチサポート控えめ)
ヒールカップ厚み:5mm(Dサイズのカップの一番深いところを実測。)

価格:¥4,515税込
※当店では、最適サイズを選択し、必要に応じ加工して靴に合わせるフィット作業料として¥500税込を別途頂戴しております。

2−2−2)トリムフィット・ブルー
トリムフィットシリーズの中庸モデル。グリーンほど強力ではないものの中程度のスタビライザー厚みとアーチサポート性能があり、前足部はブラックと同様の薄め設計なので余裕のない靴でも使用できます。


(輸入元提供)
前足部厚み:約2.5mm
スタビライザー厚み:中程度(アーチサポート中程度)
ヒールカップ厚み:5mm(Dサイズのカップの一番深いところを実測。)

価格:¥4,515税込
※当店では、最適サイズを選択し、必要に応じ加工して靴に合わせるフィット作業料として¥500税込を別途頂戴しております。

2−2−3)トリムフィット・グリーン
高いアーチサポート性能と深めのヒールカップで、トリムフィットシリーズ最強のサポート性能を備えたモデル。ただし足が回内気味の方には違和感が感じられることがあり注意が必要です。厚めなのでボリュームに余裕のある靴で、既存のインソールと交換して使う用途に向いています。


(輸入元提供)
前足部厚み:約3.0mm
スタビライザー厚み:厚め(アーチサポート強力)
ヒールカップ厚み:5mm(Dサイズのカップの一番深いところを実測。)

価格:¥4,515税込
※当店では、最適サイズを選択し、必要に応じ加工して靴に合わせるフィット作業料として¥500税込を別途頂戴しております。

2−2−4の前)ドレスフィットデラックス・メンズ

2014年最新モデル。 ドレスフィットシリーズの最新モデル。超タイトなスポーツシューズ、ビジネスシューズやドレスシューズに対応します。説明ページはこちら(別ウィンドウにて)。

2−2−4)ドレスフィット・メンズ
きわめてボリュームに余裕のない靴に適合する、3/4レングスのインソール。ビジネスシューズやドレスシューズにも適合し、長靴・地下足袋などでの使用も可能です。フォーム本体がなくハイインパクトプラスティック製のスタビライザーだけでできています。


(輸入元提供)
前足部厚み:なし
スタビライザー厚み:薄め(アーチサポート控えめ)
※トリムフィット・ブラックに似た感触です。
ヒールカップ厚み:3mm(Dサイズのカップの一番深いところを実測。)

価格:¥2,940税込
※当店では、最適サイズを選択し、必要に応じ加工して靴に合わせるフィット作業料として¥500税込を別途頂戴しております。

2−3)トリムフィットシリーズのフィッティング作業
シンプルな構造の既製品ながら多様な機能を盛り込んだトリムフィットシリーズですが、その機能を十分に発揮させるためにはお使いの方の足へのフィッティングがとても重要です。当店ではトリムフィットシリーズ及びドレスフィットシリーズをご購入頂く際に下記のようなフィッティング作業を行います。※作業料¥500税込を頂戴します。

2−3−1)インソールサイズを(仮に)決定します。
「座った状態でかかとから足裏にインソールをあてがって、つま先がインソール先端からはみ出ないサイズを選びます」
スーパーフィートは下表のような最大8つのサイズ展開を持っており、基本的には足の大きさに合わせて選びます。ここでいう足の大きさはニュートラルポジションでの足の大きさをいい、荷重が足裏にかからないよう座った状態でサイズ合わせをします。なお、足の大きさは体重がかかる立位ではニュートラルポジションのときよりも数ミリ大きくなります。

J
(ジュニア)
A B C D E F G
17.5~19.0 19.5~21.0 21.5~23.0 23.5~25.0 25.5~27.0 27.5~29.0 29.5~32.0 32.5~35.0

(単位:センチ)

2−3−2)かかとの大きさ(幅)をあわせます。
着地時のかかとの衝撃吸収機能を十分に発揮させるにはかかとのサイズがヒールカップにきちんとあっていることが重要です。この確認は立位でかかとに荷重がかかった状態で確認します。大きすぎれば不安定になったり衝撃吸収が不十分になりますが、小さすぎてもよくありません。

2−3−3)アーチの長さを確認してあわせます。
スタビライザーの先端が拇指球下にかかっていることは足の自然な屈曲に悪影響を与え、原則として好ましくありません。若干の範囲であればスタビライザーの先端を切り落として足のアーチの長さに合わせることができます。

2−3−4)靴のサイズ・形状に合わせ先端を切ってあわせます。
インソールは個々の靴に合わせてフィッティングしますので、原則としては複数の靴のあいだでの使い回しは好ましくありません。当店では靴へのフィット感も最大限に追求してカットします。トリムフィットは歩行に伴う足の動きに追随させるため靴の中で1〜3mm前後に動くぐらいのサイズに仕上げます。


(輸入元提供)


3)スーパーフィートの性能デモンストレーション

スーパーフィートの性能は店頭で簡単な動作テストを体験して頂くだけで感じ取ってもらうことができます。筆者の経験では過剰回内の程度が強い(足のアーチがより崩れている)方ほどインソールの有無による違いを強く感じ取れるようです。

3−1)「腕の強度テスト」

スーパーフィートのセールスプログラムに取り入れられているテストです。筆者は2009年春のスキーの展示会でたまたまこのテストを受けさせてもらい、強い印象を受けました。


(2月の展示会で、テストしてもらう筆者。右はインストラクターの水口氏)

  1. 床にインソールをおき、被験者には靴を脱いでその上に立ってもらい、両腕を目の高さでまっすぐ前に上げ、両手を重ねてかかげてもらいます。
  2. テスト者は「手を上から押しますのでできるだけ腕が下がらないように抵抗してください」と告げて、上から押します。
  3. 被験者は足を踏ん張ってある程度圧力に抵抗することができます。
  4. 次にインソールを外し床にじかに立ってもらい、おなじことをします。
  5. 今度は手を押し下げられると被験者はウソのように踏ん張ることができず、前につんのめってしまいます。
  6. 最後に被験者に再びインソールの上に立ってもらい、おなじことをします。
  7. 被験者に、重心がくるぶしの下あたりに感じられバランスよく立てていること、このため足元が安定し踏ん張りがきいていることを確認してもらいます。

※このテストは過剰回内のため足の踏ん張りがきかない状態と、正しい足裏アーチによって踏ん張りがきく状態を比較するものです。

3−2)「屈伸時膝安定度テスト」

このテストは筆者がスーパーフィートとは別のところから引用したものです。

  1. 被験者に、膝頭が観察しやすい服装で靴を脱ぎつま先をそろえて立ってもらい、その場で膝の屈伸運動をしてもらいます。
  2. 膝が一番曲がったときに、多くの被験者で膝が内側に入り込む現象が見られるはずです。
  3. 次にインソールを床において、被験者にその上に立ってもらい、再度屈伸運動をしてもらいます。
  4. 今度は膝が内側にぶれずにまっすぐ上下させることができるはずです。

※このテストでは重心が一番下がった時点で踏ん張る動作により足裏アーチに荷重がかかります。(過剰回内気味である)多くの人の場合、この荷重により裸足だと過剰回内が起こり膝下が内側に倒れ込む現象が起きるのですが、インソールでサポートされ回内がコントロールされると膝下のブレが抑制され動きが安定します。これは歩行や直立時のブレの抑制・バランス向上に直結します。


4)60日間快適保証システム

スーパーフィートはユーザーの満足を保証する「60日間快適保証」という制度を設けています。正しい用法で製品を使用して頂いたにも関わらず万一ご満足頂けなかった場合、所定の手続きを踏んで頂くことで製品の交換または返品をお受けするというものです。

当店ハイロードではトリムフィットまたはドレスフィットシリーズのインソールを販売する際に適正なフィッティング作業をさせて頂き、その料金として¥500税込を頂戴していますが、上記の「60日間快適保証」によって製品の返金をする際には、この作業の費用もお返しすることとしています。

詳細は当店ハイロードまでお気軽にお問い合わせください。

5)トリムフィット・ミニインプレッション

ハイロード店主青山(筆者)がさっそく自分でトリムフィットを使用してみました。

5−1)モデル選択〜トリムフィット・ブラックを使ってみました
筆者はかなり過剰回内のある崩れた足をしています(泣)。いままでアーチサポートのある既製品のインソールを使って歩行・立ち仕事をして快適だったことは一度もありません(サイクリングでシダスのカスタムインソールを使っているのは別です)。そこで今回は大事をとって一番サポートの控えめな「トリムフィット・ブラック」でまずは入門してみました。この記事執筆時点でちょうど1週間、毎日の立ち仕事に使い続けています。

5−2)歩行時

実はスーパーフィートの正しい使用法としては、「はじめは違和感があるかもしれないので、一日に使う時間を少しづつ伸ばして足を慣らしていくこと」とされています。1週間一日中いきなり使うというのはルール違反なのですが、自分の感覚で「いける」と感じたのと「むしろ問題が出たらおもしろい」と思ったので、あえて厳しい条件で試し続けてみました。

まずはっきり感じたのは「歩くときにかかとの着地がラク」という感覚です。足元がしっかりして自然と弾むような足取りで歩けるのは心地よい感じです。次に、アーチサポートについて、普通のアーチサポート系インソールと違って足裏自体を持ち上げていないので痛みが出ません。そして「一日中立っていた後でも足裏の疲れが少ない」という印象もあります。いままでの他社のインソールでは夕方足が疲れてきたときに足裏のアーチサポートが突き上げてきて痛いケースが多かったのですが、スーパーフィートではアーチそれ自体を外部から支えていないので突き上げがなく、かかと前内側のアーチサポートも絶妙なしなり具合でうまく逃げてくれている、というわけで痛みや違和感はほとんど感じません。

というわけでわずか1週間ですでに既製品とは思えないほどの効果を実感しています。1週間経ってますます足がなじんできた感じがあり、これからが楽しみです。また、近いうちにアーチサポートがもう一段強力な「トリムフィット・ブルー」も試してみようと思っています。

5−3)ロードバイク乗車時

ロードバイクにはまだ一度しか使っていません。このときは普段と異なるインソールを使うことで靴の中での足の位置がずれ、結果としてクリート位置がずれた状態になってしまったためにその点に気をとられ、インソール自体の性能を十分に感じ取ることはできませんでした。また、インソール前足部の厚みの変化はサドル高さやクリート前後位置の調整に影響を及ぼします。このようにいろいろな調整が必要なので今後も継続してテストしなければいけないと思っています。

(公式ホームページ。別ウィンドウにて)

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