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「保存版・ロードバイククリーニングのヒント集」

作成2014/07/07 更新2014/12/05(洗浄剤「ザ ソルブ」追加)

ロードバイクの掃除の仕方は、お客さんによく尋ねられることの一つです。しかし、必要なアイテムや細かなノウハウが多く、実はなかなか面倒なものでもあります。今回はあったら便利なアイテムの紹介を軸に、当店での掃除の仕方をご紹介します。

もちろん有料でお客さんのバイクをピカピカに掃除することもいたします。場合にもよりますが普通のケースだと3〜40分くらい(つまり工賃3〜4千円)となります。掃除しながらやり方をお教えすることも多いです。どうぞお気軽にご相談ください。


★掃除の仕方をまとめたアルバムです。ぜひご参考になさってください★

1)便利グッズ集


(写真はブランドの一例です)

1−1)各社アロエハンドクリーナー 業務用
小分け販売いたします。内容量100gあたり100円(税込)

油汚れの手をきれいに洗えて、しかも手荒れしにくいという、プロ御用達のハンドクリーナーです。これが無かったら“今日はちょっとメンテナンスの仕事はお受けしたくないなあ”というくらいの必需品です。100円ショップのポンプボトルを持ってきてください。量り売りいたします。


100円ショップの500mlポンプボトルに詰めたところ


1−2)エステー化学 ニトリル手袋(耐油薄手)No.340
8%税込210円(Mサイズのみ販売中)

手の感覚を活かしたいような相当に繊細な作業もすることができるのに耐薬品が非常に高く(ガソリンから食用ラードまで幅広く扱えます)、突き刺し・引き裂きに対する強度もかなり高いです。ぞうきんを絞ることも(ある程度までなら)可能です。

油汚れがひどいチェンやギヤの掃除の際にはこの手袋をすることで手荒れを防げると同時に、素手を汚さないことで片づけを含む作業効率が劇的に上がります。


1−3)ラスター刷毛(1.5インチ)
8%税込300円

普通の刷毛より毛足のコシが強く、ディグリーザーを付けて汚れをつつくようにして落とすような使い方ができます。スプロケットやクランク裏側、ディレーラーの奥の方の掃除などがしやすくて便利です。


1−4)マイクロファイバークロス
小分けします(8%税込1枚150円)

極細の繊維が油や汚れをよく掻き取ってくれるので普通のぼろ布よりもふき取り作業が手早くできます(プレクサスの施工作業などとくに向いています)。自分はスーパーでまとめ買いして安く手に入れたクロスを4つ切りにしてやや小さくして使っています(1辺12〜3センチ角)。こうするといろいろ使いやすいのです。


(小さく切って手の中に隠すように持つ)


1−5)高性能で廉価なパーツクリーナー
東洋化学商会・パーツクリーナー 当店価格700円(8%税込。希望小売価格1296円8%税込)


1−6)その他すぐれものケミカル類


★超高性能オイル「ナスカルブ」(クリックして紹介ページを開く。別ウィンドウにて)


★高性能コーティング剤「プレクサス」(クリックして紹介ページを開く。別ウィンドウにて)


定番のバイク用ワックス・洗浄剤「ショールームポリッシュ」税別1100円


チェーン掃除の定番!チェーンクリーナーデバイス3800円税別、およびマルチディグリーザー2100円税別


(2014年12月5日追加。チェン洗浄にはこの洗浄剤「ザ ソルブ」が使いやすい!(別ウィンドウにて)


2)ハイロード流ロードバイク掃除術〜「5ブロック分割法」

バイクは場所によって汚れ方、掃除の仕方が異なるので、いくつかのブロックに分けて掃除すると手早く確実に掃除ができます。以下の5ブロックに分けるのがいいでしょう。


★掃除の仕方をまとめたアルバムです。ぜひご参考になさってください★


2−1)タイヤ表面 ここは毎回走行後にウェットティッシュでふくのがお勧めです。靴箱にティッシュを忍ばせておき、家に帰ってきたらすぐに拭きましょう。当店ではこれを「ウェットティッシュ作戦」と名付けています。

これだとほとんど手間がかかりませんし、タイヤの亀裂や異物の刺さり、キズなど将来の重大トラブルの原因を除去できます。掃除は最大&最重要のメンテナンスなのです。バイクを室内にいれるのも抵抗がなくなりますし、家族の理解も得やすくなりますよ!


2−2)チェーン・変速機など油汚れの部分 ここを掃除するとほかの部分まで汚れが拡がるので、一気に全体を掃除するときに掃除するといいでしょう。ちゃんとした用具を用意する必要があります。チェンの汚れは部品寿命や漕ぎの重さに大きく影響するのでぜひ気を使っていただくといいでしょう。


2−3)車輪の内側(リム・スポーク・ハブ) この部分はギヤからの油汚れと、地面からの水系の汚れが混じってつくので他とちょっと汚れ方が違います。また雨の日のブレーキ操作で灰色の液体が流れたような汚れ(リムのアルミが削れた微粉の水溶液)がこびり付くこともあります。

こびりついた汚れを取るには「メラミン樹脂スポンジ」(台所用品)が最適です。汚れを掻き落とす力が非常に強いのでペイントやステッカーの部分はすぐに曇ったり傷がつきますのでそういう箇所には使用厳重注意!です。メラミンスポンジだとリムサイドの頑固な汚れが軽くなでるようにするだけで除去できます。

同じような汚れ方はブレーキアーチ・クランクアームなどにも現れるので同じ手順内で掃除してしまいましょう。ただしブレーキパッド表面を油汚れのついた布でふかないように!ブレーキ性能が低下して危険です。


2−4)フレーム塗装部分、金属光沢部分で比較的汚れが軽い部分 ここはバイク用ワックスを使うと手軽にきれいにできて、しかも仕上がりがきれいです。ぜひ使用をおすすめします。光沢を追求するなら施工が簡単な「プレクサス」はとてもいいです(紹介ページ)

レースで使う人だと食べ物やドリンクの汚れなどがつくことがありますが、これらは石鹸や中性洗剤といった普通の洗剤で落とすと簡単に落ちます。油汚れとは落とすためのメカニズムが違うのです。


2−5)サドル・バーテープなどからだと擦れる部分 この部分はショールームポリッシュで拭いてあげると手垢や黒ずみが容易に取れ、触った感じも爽やかになります。とくにブレーキレバーの黒いラバーフードは手垢でべたべたしやすいので掃除すると気持ちいいです。白いレバーフードなども掃除を覚えればカッコよく乗りこなせます!プレクサスはバーテープや皮革に浸透してしまうので使用は控えましょう。


3)どの部分をいつ掃除する?

3−1)毎回走行後に〜タイヤ表面・車輪とメカの埃・フレームの掃除をするといつもバイクがピカピカで気持ち良いです。いつもきれいにしているバイクだと慣れれば5分と掛かりません。

3−2)ギヤ部分の洗浄をするときは〜ギヤの洗浄と(場合によっては乾燥も)、注油までをまず済ませます。汚れが出る工程をすませてからホイールとタイヤを掃除し、最後にフレームを掃除するといいです。

3−3)通常は車輪を外さないで掃除するとおもいますが、車輪を外して掃除するときは普段手の届かない部分を念入りにチェックし、掃除しておくと良いでしょう。またブレーキパッドの消耗や異物刺さりも車輪を外すと点検しやすいです。
 車輪を外すと、普段手が届かないところまで掃除がしやすいです。プロチームなどでは車輪を外したバイクをがっしりした整備台に載せて一気に掃除します。逆に車輪を外さないと、整備台がなくとも簡易スタンドだけでもバイクが安定して掃除がしやすいです。


いかがでしたか?参考にしていただけたでしょうか。上掲アルバムも併せてご覧ください!


【追記2014/08/02】お客さんに教わり、クリーニングのなかなか良い動画を知りました。こちらも参考になります(英語の練習にもちょうど良いです)。


(音がでますのでご注意!)

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